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常陸国河童風土記 古代史の騙りごととマツリゴトの今昔

沢史生著

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784882028543
ISBN 10 : 4882028549
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2003
Japan

Content Description

「河童はいます」「見える人には見えます」と、牛久沼の住人、小川芋銭翁は呟いた。その芋銭翁が描ける河童像には「誰が識る、いにしえ人の竜を画ける心」の画賛がある。「なぜ河童を描くのか」と訊かれ、芋銭翁が答えた言葉だという。芋銭の熱い想いに触発された稲毛・晦妖坊、香取・天真坊、大和・八丁坊なる自称三匹の老耄カッパが河童と竜、河童と神々のルーツを探るべく旅に出た。これは『常陸国風土記』という〓歌のふるさとを舞台に、三匹の河童が綴った奇態きわまる道中記、珍妙なる急ぎ旅の点描である。

目次 : 第1部 鹿島大神と要石(天離る宮処を遠み/ 〓歌のふるさとへ/ 手子姫の社に立つ ほか)/ 第2部 霞ヶ浦湖畔の河童流亡(化蘇沼神との対面/ 春立ちぬ/ 神崎のナンジャモンジャ ほか)/ 第3部 渚に砕けた神々(いわき・沼ノ内の弁天様/ 波立薬師での馬鹿っ話/ 弟橘媛に化けた天妃さん ほか)

【著者紹介】
沢史生 : 1927年水戸に生まれる。本名・出沢冨美夫。1948年読売新聞社入社、編集局地方部、科学報道本部、連絡部記者。1982年読売新聞社を定年退職、小学館「ニッポニカ」編集委員。2003年老耄たるにより、日本ペンクラブ退会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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