「悪所」の民俗誌 色町・芝居町のトポロジー 文春新書

沖浦和光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166604975
ISBN 10 : 416660497X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
追加情報
:
18cm,290p

内容詳細

都市の盛り場は、遊女や役者など賤視された「制外者」が主役の、呪力が宿る場所だった。なぜ、人は「悪所」に惹かれるのか。「遊」「色」「悪」の視座から、日本文化の深層をえぐる。

【著者紹介】
沖浦和光 : 1927年、大阪生まれ。東京大学文学部卒業。比較文化論、社会思想史専攻。桃山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とんかつラバー さん

    悪所(芝居小屋・傾城屋)を基軸にした都市形成、遊女の遍歴と非常に興味深い内容だった。本来遊女はシャーマニズムの面影を残す神性を秘めた存在だったが、儒教や封建社会の影響で塀に囲まれた場所に追いやられ蔑みの対象となった。悪所の発生の条件に必要な悪・遊・色・賎。為政者にとっては目の上のタンコブであるが滅ぼすわけにもいかない。蔑まれた賎民が「芸」をもって自らの存在を表現をする場であり、民衆は抑圧的な生活からの解放を悪所の中に求めた。今で言えばロックな感じなのか

  • hikarunoir さん

    個人史での思い入れから漂泊民が神秘性を剥がれ、権力に賤視され悪所へ封じられ、下から民に力を与えたが大戦で灰燼に帰すまでの情熱的ダイジェスト。

  • midnightbluesky さん

    著者の青春の思い出とともに、町の風景が描き出される。ちょっとセンチメンタルな感じ。

  • メイロング さん

    タイトル通り色町メインの文章。色町に視点を固定して日本史をたどっていき、最後は空襲ですべて消える様は悲哀を感じる。特に江戸期に色町・芝井町中心に文化が花開いていく様は人々のエネルギーの噴出をみるようで、楽しい。

  • Hiroki Nishizumi さん

    ネタは良さそうなのに読んでみると何か退屈だ。味付けが悪いと言うか面白味が無い。

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人物・団体紹介

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沖浦和光

1927‐2015年。大阪府生まれ。東京大学文学部卒業。桃山学院大学名誉教授。民俗学、比較文化論、社会思想史専攻。被差別民と被差別部落の研究をおこなった。国内外の辺境、都市、島嶼を歩き、日本文化の深層をさぐる研究をつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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