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脳には妙なクセがある

池谷裕二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594069513
ISBN 10 : 4594069517
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan

Content Description

不可思議さに思わず驚嘆!あまりにも人間的な脳の本性!恋に必須の「シュードネグレクト効果」。「オーラ」「ムード」「カリスマ」…見えざる力に弱い理由。「他人の不幸」はなぜ蜜の味?「損する」でも「宝くじ」を買う理由。就寝前が「記憶」のゴールデンアワー。最新の知見をたっぷり解説!

目次 : 脳は妙にIQに左右される―脳が大きい人は頭がいい!?/ 脳は妙に自分が好き―他人の不幸は蜜の味/ 脳は妙に信用する―脳はどのように「信頼度」を判定するのか?/ 脳は妙に運まかせ―「今日はツイテる!」は思い込みではなかった!/ 脳は妙に知ったかぶる―「○○しておけばよかった」という「後知恵バイアス」とは?/ 脳は妙にブランドにこだわる―オーラ、ムード、カリスマ…見えざる力に動いてしまう理由/ 脳は妙に自己満足する―「行きつけの店」しか通わない理由/ 脳は妙に恋し愛する―「愛の力」で脳の反応もモチベーションも上がる!?/ 脳は妙にゲームにはまる―ヒトはとりわけ「映像的説明」に弱い生き物である/ 脳は妙に人目を気にする―なぜか自己犠牲的な行動を取るようにプログラムされている〔ほか〕

【著者紹介】
池谷裕二 : 1970年静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。東京大学大学院薬学系研究科准教授。記憶のメカニズム解明の一端として「脳の可塑性の探求」を研究テーマとし、2012年には、これまで未解明だった脳内の神経細胞同士の結合部(シナプス)形成の仕組みを突き止め、米科学誌「サイエンス」に発表。たゆまぬ研究の積み重ね、成果が国内外を問わず人々を魅了し続けている、日本が世界に誇るべき脳研究者。2006年日本薬理学会学術奨励賞、日本神経科学学会奨励賞受賞。2008年日本薬学会奨励賞、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    脳に支配される人間。脳の癖は沢山ある。…他人の不幸を喜び、自分をできると勘違いする。つい知ったかぶる。自己矛盾をすり替える。…愛の力は勇気を与える。笑顔を作ると楽しくなる。姿勢を正せば自信が持てる。香りは脳に癒しを、色は脳に刺激を与える。ひらめきと直感、無意識の記憶領域。…私の心はどこにあるのか。人間は人間を知らない。自分のことさえ分からない。なぜ人間は脳をも支配しようとするのか。行く末は暴走か進化か。研究は未来へと進む力になるが、足かせにもなる。正しいという思い込みは、人間の脳にありがちな悪い癖である。

  • マエダ

    読みやすく興味を引く数々のテーマ、脳髄本の中では非常に面白い部類に入ると思う。雑談や小ネタのようなテーマも著者の現代人に即したものを書こうとする思いが伝わってくる。付箋の数が大量になってしまった。

  • かわうそ

    ★★★★★脳科学がいかに面白いかがわかる本。参考文献の量がとにかく凄い。207もの論文を参照しているのでかなりの説得力がある。刺激の強い匂いを嗅ぎながら単語などを覚えて寝るときもその刺激の強い匂いを嗅ぎながら寝ると嗅覚は大脳皮質に直接届き、海馬を活性化させるので記憶できるものが増える。コーヒーの匂いを嗅ぐことによって遺伝子の発現が活性化されるから飲まずともコーヒーの効果は作用する。右側の角回と言われる部位を刺激すると、被験者の意識は2mほど舞い上がり、天井付近から別途に寝ている自分が見えるという。

  • R

    脳の働きや不思議について書いた、脳の雑学本でした。非常に面白い、脳科学の様々なトピックスをわかりやすく理解できる素晴らしい内容。錯覚が起きる仕組みや、それを利用した不思議な模型の存在だとか、物凄く高度かと思うと、えらいポンコツだったりする不思議さが様々にあって、研究者を捕らえて離さない魅力があるのが十分に伝わってきました。睡眠の謎なんかもあったりしつつ、記憶や習慣、意識の発露が思うよりも前に起きているだとか、ともかく哲学にまで踏み込む不思議がいっぱいでした。

  • 美登利

    のうだまの池谷先生のお話が面白かったのもあり、またタイトルにも引かれて読みました。脳科学、様々な実験についての紹介から、池谷さんが研究したこと、多くの人が誤解や思い違いをしていること。かなりの厚さのある本ですが、よく分かる例えなどを引用してあり、難しい脳に関する話がとても分かりやすくなっています。若い人に読んで欲しいですが、この本を読むと年を取ることが嬉しいような誇らしい気分にもなります。よりよく生きるためには良い経験をすることなのですね。どの話が良かったかなんて決められないほど中身の濃い一冊です。

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