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生成aiと脳-この二つのコラボで人生が変わる-扶桑社新書

池谷裕二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594098926
ISBN 10 : 4594098924
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

≪生成AIがもたらす新しい脳の使い方!≫
◎空気が読めない人は、AIを使うのも苦手
◎生成AIは文系的な性質を持つ
◎クリエイティビティの面で勝てる人間は9・4%
◎上手なプロンプトを書くコツ
◎AIに「意識」は存在するのか‥
最新の知見をたっぷり解説!

「仮にAIなくして成立しない世界が訪れたとしても、人間が愚かになることは決してありません」著者

【目次】
第1章 生成AIとは何か
第2章 人生を変える生成AIを使いこなすスキル
第3章 「私」よりも「私」のことを知る存在
第4章 生成AIが抱える10の問題
第5章 「新しい道具」がもたらす新しい脳の使い方
第6章 生成AIは未来を導く「神」なのか?

【本書より】
AIが存在するからといって、人間のすることがなくなるわけではありません。AIに全てを任せることが、人間の生きる価値を否定することではないのです。むしろその逆で、人間にはAIではできない能力がたくさんあり、その価値は決して失われません。たとえば「楽しむ」という行為はその最たるものです。

さらに言えば、本来は人間が苦手なことをAIに任せ、自分たちは人間らしい行為に特化することで、「本来人間がするべきこと」に脳の使い方が特化されるはずです。

完璧な人間がいないように、完璧なAIも存在しないのです。

【著者紹介】
池谷裕二 : 1970年静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。東京大学薬学部教授。2002〜2005年にコロンビア大学(米ニューヨーク)に留学をはさみ、2014年より現職。専門分野は神経生理学で、脳の健康について探究している。また、2018年よりERATO脳AI融合プロジェクトの代表を務め、AIチップの脳移植によって新たな知能の開拓を目指している。文部科学大臣表彰若手科学者賞(2008年)、日本学術振興会賞(2013年)、日本学士院学術奨励賞(2013年)などを受賞。また、『夢を叶えるために脳はある」(講談社)で小林秀雄賞受賞(2024年)。また、老若男女を問わず、これまで脳に関心のなかった一般の人に向けてわかりやすく解説し、脳の最先端の知見を社会に有意義に還元することにも尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    脳に関連した諸本のビオトープの中で、池谷先生の著作は主要な位置を占めている。20年ほど前の先生の研究では、脳の器質的な事柄の説明が多かったように思う。最近では、AIという言葉が盛んに使われ、生活の中でAIをどう活かしていくか、AIと人間の脳の融合というような未来を先取りしたような話が多くなった。本書は、AI研究の最新のテーマに躍り出た生成AIについて、先生自身が実際に様々な生成AIを使ってみての、課題やこれからの展望について記している。東大の先生がAIの未来について、かなり楽観的な見方を持っておられるこ

  • kan

    めちゃくちゃ面白かった。AIを使いこなす人間を育てる覚悟を教育界ももつべきだと実感した。プロンプトの作成スキルの重要性は本当にその通りだ。勤務校の探究活動で生徒にChatGPTを使用させ、プロンプトと生成結果を丸ごと提出させたが、生徒によって出来がまるで違う。求める生成結果を得るためには探究内容の知識と創造力と統合力と俯瞰力が必要で、曖昧な指示や中途半端な丸投げでは何も得るものがない。生成AIの使用が当たり前の時代には求められる仕事のレベルや精度や速度が上がり人間は楽ができず、格差が拡大する未来が見える。

  • 江口 浩平@教育委員会

    【脳科学】オーディブルにて聴了。池谷先生がどのようにAIを利用しているかが興味深かった。まずは生成AIとの対話からはじめてみること、論文を書くうえでは生成AIを査読相手にしてみることなど、自分もやってみたいと思える内容がいくつもあった。かくいう私自身も数年前からchatGPTに課金しながら全然使っていなかったうちの一人なので、毎日触ってみるところからはじめたい。

  • テイネハイランド

    池谷さんの本を読むのは多分4冊目です。東大薬学部で脳の研究をするかたわら、IT情報系youtuberも真っ青の情熱でAI関連の知識を持つ著者の特徴がよく出ている本です。情報の鮮度がすぐに失われる領域とはいえ、この本を読むと近年の人口知能の発達は人類の歴史上エポックメイキングな出来事が起きていることを改めて痛感させられます。AIの発達の中身について深堀して知りたい人向けの本ではありませんが、AIを今後は有効活用しないと時代の波に置いて行かれるという危機感を持たせてくれるという点で一読には値すると思いました。

  • ほよじー

    ★★★生成AIを使う上ではプロンプトが重要。コツはお願いする役割を明らかにすること。できるだけ詳細に指示すること。区切り文字を使用すること。具体例を提示すること。出力の文字数等を指示すること。ハルシネーション防止やダブルチェックのプロンプトも。これからの人間の脳の使い方は、記憶力より選ぶ力。創造力や直感、気配りはAIにも。AIにないのは楽しむ力か。

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