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イカの心を探る 知の世界に生きる海の霊長類

池田譲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140911808
ISBN 10 : 4140911808
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
池田譲 ,  

Content Description

イカの生物学的基礎知識から、特異に発達した神経系と巨大脳まで、イカのすべてを論じる。そのユニークな行動からイカの知性の有無を問い、海の霊長類たるイカから頭足類学をあらたに提唱する。

【著者紹介】
池田譲 : 1964年生まれ。北海道大学水産学部卒業。同大学大学院水産学研究科水産増殖学専攻博士課程修了。博士(水産学)。スタンフォード大学、京都大学、理化学研究所を経て、現在、琉球大学理学部海洋自然科学科生物系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やまはるか

     イカは知の世界に生きる海の霊長類とある。イカもサンマと共に不漁続きで身近な魚ではなくなった(イカは魚ではない)が興味深いテーマだ。何故かイカの脳は体に比して大きい。知的能力を調べることでその理由も分かるかもしれない。水槽飼育の技術習得からからはじめ、社会性、学習能力や記憶力などを調べていく。鏡に移った姿を自分と認識する「鏡像自己認識」の実験は面白い。代々の犬たちも今飼っているコザクラインコも名前を呼べば飛んで来るから自己認識はあると思っていたがどうも怪しい。鏡の実験で確かめる必要があるも。

  • calaf

    イカの知性に関する最先端研究の紹介本。独り(一匹)で育ったイカが鏡を見た次の日...この結果は(読んでいるだけでも)衝撃的でした...

  • やすお

    何かの本で、イカやタコは賢いということを読んだ。興味を持ったので、その本で紹介されていた本書を読んでみた。本書は生物学の難しい論文ではなく、一般向けに書かれたものである。難しいところはなく、非常に読みやすい。イカが鏡に写った自分の姿に興味を持ったり、個体を見分ける目と脳を持っていることなど、イカの知られざる面を知ることができた。著書の余話も適切に混じっており、この分野での研究の現場の声を実感こめて語られている。この本を読むと、イカが可愛く見えてしかたなくなる。敬意まで表してしまいそうだ。

  • とんかつラバー

    「イカの心」とタイトルが少しキャッチーだが、イカの賢さについて(時々タコ)群れから隔離したイカに鏡を見せると次の日死んでいた話は興味深い。文章が所々読みづらいが、実験のための飼育の苦労から(水から揚げるだけで死んでしまう事もある)鏡像認知まで、普段気軽に食べている生き物であるがその知能に感心させられる。

  • 🍭

    同著者の🐙本を読んで、それ以前の時期は🦑をやっていたということで手に取った。頭足類の知能の高さは間違いのないものなのか、今後どういった手法で説き明かされていくのか楽しみ。水産資源としてのイカは年々減っているというのをよく見るようになって残念に思うけれど、あのうねうねスイスイ泳ぐ姿は愛おしいし、甘味と旨味を活かした日本のイカ料理たちは大切にしていってほしいと思う。バッタ研究の人の著書を読んでいても思ったけれど、やっぱり生物を扱う研究はシンプルな閃きが大切なんだね。『比較認知科学への招待(省略)』読みたい

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