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人間は老いを克服できない 角川新書

池田清彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040824888
ISBN 10 : 4040824881
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

人間に「生きる意味」はない―そう考えれば老いるのも怖くない。自分は「損したくない」―そう思い込むからデマに踊らされる。世の中で起こるすべてのことは「考え方」と「目線」次第。人気生物学者が虫の目、鳥の目、魚の目のあらゆる角度から、現代社会に蔓延する妄想を縦横無尽にバッサリ切る。

目次 : 1 人間に“生きる意味”はない(歳をとるということ/ ついに後期高齢者になる ほか)/ 2 “生物目線”で生きる(コロナ禍の沖縄に行く/ 哺乳類の種の寿命に関わりなくがんの発症確率がほぼ同じなのはなぜか ほか)/ 3 “考える”を考える(なぜカルト宗教にはまるのか?/ 埋没コスト、タラ・レバ妄想、正常化バイアス ほか)/ 4 この“世界”を動かすものは(ウクライナ紛争と穀物価格の高騰/ ウクライナ紛争後のEUのエネルギー戦略の行方 ほか)

【著者紹介】
池田清彦 : 1947年、東京生まれ。生物学者。早稲田大学名誉教授。構造主義生物学の立場から科学論・社会評論等の執筆も行う。カミキリムシの収集家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • コピスス

    タイトルから生物学的な本かと思いきや、政治や社会学など様々な話題が出てきた。が、知識のある方が書いているので、勉強になった。地球温暖化や少子化に対する考え方など、そういう考え方もあるのかーという感じだった。

  • coldsurgeon

    メールマガジンで配信されたものを、集めたものである。著者の話に一部納得し、一部首を傾げ、残りの部分は、そういう話もあるけれど、事実確認が難しいと思う。人が老いを克服できないのは、生物学的事実だと判断できるので、問題はない。他の話題は、確認できないこともあった。

  • すうさん

    最近池田清彦にはまってしまった。養老孟子さんのように多岐にわたる知識で生物、脳科学、宗教・哲学から政治経済まで語ってしまう。本書はメルマガの文章をまとめたものなので余計に内容が多岐にわたっている。読んでいてエビデンスがあるのかないのか不思議に思うこともあるが、少なくとも思考バイアスや世間の噂を排除して真実を探ろうとする姿勢は良い。特に世の中の同調圧力や権威、権力に対してものい申す姿勢は気持ちイイ。だから絶対的な真実としての「老い」や「死」を克服できないものとして達観して受け入れるところがまた良いのだ。

  • くらーく

    池田先生は面白いな。ついつい読んじゃうわ。多作だけどね。 本書のタイトルについては、同意だし、帯の死んだらチャラと言うのも。死んだら、分解して元素になるだけだよねえ。 メルマガから抽出したらしいけど、有料なんだね。今時でも有料メルマガが成り立つんだね。Xもやっているし、Youtubeチャンネルもあるし、いつまでもお盛んですなあ。 本書では、生物だけじゃなく、社会問題、政治問題もごった煮で書かれている。最後は昭和公園での散歩まで。幅広過ぎだなあ。でも、教養がある人は何でも話に出来るのねえ。うらやま。

  • それでいいのよ

    「人生に生きる意味などない」人間が死ぬのが怖いのは自我がなくなるから。宗教は死語の自我の存在を保証すると言っているからそういう人達が宗教を信じている。多くの人は死の恐怖を死語の自我の存在を信じることで紛らわせようとしている。自分や人類が生きることに何らかの意味があると考えるのてはなく、意味などないと考えれば、自分ももうすぐ死んで自我も消滅するが、人類そのものもいずれ絶滅して全ての人の自我も消滅すれば全てはチャラになり、死を恐れる理由はなくなる。

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