戦争に負けないための二〇章

池田浩士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907986377
ISBN 10 : 4907986378
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
125p;21

内容詳細

ついに「戦争する国」になった日本。とはいえ、戦争には負けられない。じゃあ、どうすれば戦争に負けない自分でいられるのか?ファシズム文化研究の第一人者とシュルレアリスムを駆使する染色画家による、共考と行動のための20の絵物語。

目次 : 1 忠節を尽す(戦争は平和のためのたたかいです/ 自衛権はすべての国の基本的権利です/ 国を愛する心は国民を結ぶ絆です/ 徴兵制反対は臆病で卑怯な利己主義です)/ 2 礼儀を正す(戦争、それは科学技術と文明の進歩をもたらします/ 戦争、それは人間の心を美しく純粋にします/ 戦争、それは他者への信頼と自己責任を教えます/ 戦争、それはボランティア精神を生かし輝かせます)/ 3 武勇を尚ぶ(私たちを脅かす敵は軍事力でしか防げません/ 軍備増強ほど確実な経済成長政策はありません/ 機密保持と情報管理は完全でなければなりません/ それでも一国では国を守ることはできません)/ 4 信義を重んず(日本の戦争はすべて平和と正義のためでした/ 欧米諸国は侵略によって世界を支配してきました/ 日本の戦争によって多くの国が独立しました/ 戦後の日本は平和的に世界進出を果たしました)/ 5 質素を旨とす(戦後七〇余年、日本は一度も戦争をしていません!/ 自由を尊ぶ日本はこれからも平和を大切にします!/ 平和は一億総活躍社会によってこそ実現できるのです!/ 平和のための戦争を一億国民が支えましょう!)

【著者紹介】
池田浩士 : 1940年生まれ。1968年から2004年まで京都大学、2004年から13年まで京都精華大学に在職。専攻は現代文明論、ファシズム文化研究

高谷光雄 : 1941年、京都に生まれる。1967年、京都市立美術大学工芸科専攻科(染織専攻)修了。1982年から2011年まで、京都精華大学に在職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • チェアー さん

    うーん、逆説的な意図は分からないではないが。戦争をする側の論理を読み説くという狙いか。だが、正直なところ、論理も組み立ても古い。為政者たちはこんな反対の論理ならやすやすと乗り越えて行く。結果的には「反対していたのに」と言いながら好きなようにやられる。絵も効果的でないと思う。

  • Mik.Vicky さん

    普通の国ではこのような事を学校で子どもたちに教えるだろうし、戦前の日本もそうだっただろうが、今の日本では難しいだろうな。だから諸外国にナメられる。早く日本も普通の国になって欲しいが、何十年もかかるだろうな。米国からの圧力でもあれば早期に実現するかもしれないが、それも情けないか・・・

  • gachi_folk さん

    積極的平和主義の根幹が大まかに理解できた。是非はともかく、これが平和主義論理そして反戦論理へと繋がって行くとよいな。

  • Haruka Fukuhara さん

    結構インパクトがあった。評価は別にして、「戦後レジームからの脱却」が徐々に進んできているのかもしれない。戦前世代の手でこうした本が出されたというのは印象深い。

  • keepfine さん

    戦争に反対する本は数多あるが、本書は不幸にして戦争が始まってしまった場合を想定している点が異質。戦争に負けないために、国家は国民をどう動かすか、著者は有事の国家を代弁し、その内在的論理を示唆している。安保法制は自国民よりも他国の武器を守るために運用される、自衛隊の評価、戦争の正当化(国内経済繁栄・アジア諸国の独立)など。

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