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死とは何か さて死んだのは誰なのか

池田晶子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620319278
ISBN 10 : 4620319279
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

考えても死なんて言葉だと知るだけだ。生と死の謎を味わい問い続ける、終わりのない精神の物語。未発表・未収録原稿から辿る、「考える」ことの大切さを伝え続けた文筆家・池田晶子の思索の原点。

【著者紹介】
池田晶子 : 1960年(昭和35年)8月21日、東京の一隅に生を得る。1983年(昭和58年)3月、慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻を卒業。文筆家と自称。「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。2007年(平成19年)2月23日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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著者は、残念ながら2007年に亡くなりました...

投稿日:2009/05/02 (土)

著者は、残念ながら2007年に亡くなりました。「最後の新刊」として出版された3冊の1冊がこの本です。題名が重いかもしれませんが、私個人の感想を述べれば、読むほどに、言葉のとらわれから解き放たれる感じがしました。死は言葉・・・この絶妙なニュアンス、本書に満載です。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 抹茶モナカ

    「死」については、個人的に物心ついた頃から、ぼんやり考えて来ていたので、タイトルに魅かれて手に取った。「生」や「死」について答えをくれる哲学書は存在しないらしいので、この本も「わからないけど、考える姿勢が大事」という結論の哲学エッセイで、池田節が随所で光る感じ。エッセイの形になっていて、親しみやすい形式だけれど、どれだけの勉強と思索を経て、綴られているのか、実は碩学な方だったのだろうか、と、感じたり。

  • 魚京童!

    面白いんだけど、ハマってこない。ああ、この本面白いなっていうのはわかるんだけど、だからと言って時間を取って読むことはしない。できない。どうせ読み切れない。なんでだろうね。こうやってつまみ食いしてるときが愉しい。自分が愉しいと思うところだけを読む。物語は谷があって、山があるから面白いというが、谷の時期はつらくて歩く元気がない。そんなものをぶっ飛ばせば、楽しみが減るのだろうが、疲れはしない。そんな人生ありなのかな。

  • takehiro

    エッセイ集。池田さんが言葉をとても重要視されていたのがよく伝わってきました。「言葉は道具なんかではない。言葉は、自分そのものだ」

  • スノーシェルター

    「14歳からの哲学」の人だ...と思って読んでみた。読めば読むほど、わからなくなる。死って何?どこからが死で意識はどうなってどこにいくのだろう?死んでみないとわからない。「悩む」と「考える」は違うというのは納得。

  • きょ

    池田晶子さん大好き。何も考えてなさそうな浅い言葉で自分が見たように経験したように、がやがや喋る人が、私も嫌いだから。頭の中で何となく浮かんでた(気がするだけかもしれないが)ことを、スッキリとさっぱりと言葉にしてもらっているから。死なんて、ない。ということは晶子さんはきっと、読者のそばにいるでしょう。

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