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失敗の法則日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか

池田信夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046019417
ISBN 10 : 4046019417
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ現場は優秀なのに無能なトップが多いのか、どうして日本人の働き方は非効率なのか…。名著『失敗の本質』がパターン化できなかった「失敗の法則」について、稀代の評論家が「日本人の決め方」を分析しながら八つに類型化。東芝崩壊、電通事件、豊洲移転問題から原発事故まで…経済学をはじめ膨大な知識に裏打ちされたどこにもない日本人論の誕生。

目次 : 第1法則 現場が強いリーダーを許さない/ 第2法則 部分が全体を決める/ 第3法則 非効率を残業でカバーする/ 第4法則 「空気」は法律を超える/ 第5法則 企業戦略は出世競争で決まる/ 第6法則 サンクコストを無視できない/ 第7法則 小さくもうけて大きく損する/ 第8法則 「軽いみこし」は危機に弱い

【著者紹介】
池田信夫 : 1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会に入社。93年に退職後、国際大学教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在、株式会社アゴラ研究所所長、SBI大学院大学客員教授。学術博士(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この筆者のHPのかなり昔からの読者で、そこで論じられていたことをまとめたものであると思いました。東芝問題、電通、東電などなど結構マスコミの論調とは一味異なった面での分析をしてくれています。ただその時々によって言っていることが若干変わってきたりするところが残念です。

  • ヒデミン@もも

    とてもわかりやすい。アゴラの連載記事らしい。初めて行政の授業が役立った。サンクコスト(埋没費用)の例えもわかりやすいが、やっぱりもったいないからレストランで食べ残せないなぁ。

  • 99trough99

    5年半ぶりの再読。名著「失敗の本質」で失敗作戦の優れた分析の抽象化が不十分であると不満な著者が、日本の失敗の本質であると考える【現場主義による部分最適化】【誰も決めない空気の支配】を8つのケーススタディでこれでもかと適応し、分析を繰り返す。うんざりしながらもエピローグにようやく到達して、冒頭、「日本人の失敗のパターンが同じなので、うんざりした読者も多いことだろう。」の一文に、すっかり著者の作戦にはまっていた自分に気づき思わずニンマリ。空気を読まないことがイノベーション、これが全てですね。

  • がんぞ

    「日本軍は何度も同じパターンで攻めてきて玉砕する」と太平洋戦争でもあざ笑われていた、実効より組織内論理の優先。’90年代から伸びないGDP、数十倍になった中国、数倍になった韓国「一人当たりの労働生産性では先進国中下位にあり、韓国にさえ抜かされそう」言外の意が伝わる優秀な職人技が製造業を進化させた「製造業の貢献で官僚・非製造業の非効率をカバーしてきた」江戸時代の限られた土地から最大の成果を得る労力集約型・労働革命、対してヨーロッパは産業革命/バブルの崩壊は防げない、しかし後の処理がまずかった。国対政治の限界

  • アキ

    日本人の失敗のパターンの特徴は、現場主義による部分最適化と誰も決めない「空気」の支配、という文がすべてを表している。東芝・日本軍・電通・東電・朝日新聞・豊洲・民主党の失敗を分析し、8つの法則にまとめた。会社に入ると、その中で出世競争がはじまり、脱落しても転職はできないというジレンマに陥る。もっと自由に転職ができる社会になっていけば、逃げ場ができるのだろうか?自分自身は、転職してほんとによかった。

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