基本情報
内容詳細
「小説は、その時代、その国、その言葉の人々の世界観の一つの表明である」―世界が変われば小説も変わる。小説はどのように変遷し、これからどこへ向かうのか。世界文学全集をひとりで編んだ作家が、21世紀の今に生きるわたしたちに向けて語る文学観・世界観の集大成。十大傑作をめぐる京大連続講義録に国際メルヴィル会議での講演を付した増補新版。
目次 : 九月十五日月曜日午前第一回―総論1/ 九月十五日月曜日午後第二回―総論2/ 九月十六日火曜日午前第三回―スタンダール『パルムの僧院』/ 九月十六日火曜日午後第四回―トルストイ『アンナ・カレーニナ』/ 九月十七日水曜日午前第五回―ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』/ 九月十七日水曜日午後第六回―メルヴィル『白鯨』/ 九月十八日木曜日午前第七回―ジョイス『ユリシーズ』/ 九月十八日木曜日午後第八回―マン『魔の山』/ 九月十九日金曜日午前第九回―フォークナー『アブサロム、アブサロム!』/ 九月十九日金曜日午後第十回―トウェイン、『ハックルベリ・フィンの冒険』/ 九月二十日土曜日午前第十一回―ガルシア=マルケス『百年の孤独』/ 九月二十日土曜日午後第十二回―池澤夏樹『静かな大地』/ 九月二十一日日曜日午前第十三回―ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』/ 九月二十一日日曜日午前第十四回―総括/ 補講「国際ハーマン・メルヴィル会議」基調講演―メルヴィルとクウェスト、それにピンチョン
【著者紹介】
池沢夏樹 : 1945年、北海道生まれ。埼玉大学理工学部中退。88年「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。詩、小説、エッセイ、批評、翻訳(英語・ギリシャ語)など執筆は多岐にわたる。主な著書に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『砂浜に坐り込んだ船』等。著作活動全般について司馬遼太郎賞を、『池澤夏樹=個人編集世界文学全集』の編纂で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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川越読書旅団 さん
読了日:2020/09/29
たらお さん
読了日:2017/06/10
ころこ さん
読了日:2018/08/05
ケニオミ さん
読了日:2020/05/24
ともブン さん
読了日:2022/10/03
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