まるまる、フルーツ おいしい文藝

池波正太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309024950
ISBN 10 : 4309024955
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
206p;19

内容詳細

イチゴ、さくらんぼ、ネーブル、グレープフルーツ、桃、すいか、マンゴー、梨、ドリアン、バナナ、りんご…。色とりどりのフルーツにまつわる42のエッセイ。

目次 : いちごの贅沢(阿川佐和子)/ イチゴ(是枝裕和)/ いちごの風合(田辺聖子)/ さくらんぼ(巖谷國士)/ 決闘とサクランボ(村上春樹)/ サクランボを食べながら(三浦哲郎)/ 枇杷(武田百合子)/ はっさく、ぽんかん、夏みかん(川上弘美)/ ネーブル(安野モヨコ)/ 夏蜜柑の花(小沼丹)〔ほか〕

【著者紹介】
青木玉 : 1929年、東京生まれ。小説家。『小石川の家』で芸術選奨文部大臣賞受賞

阿川佐和子 : 1953年、東京生まれ。小説家、エッセイスト。檀ふみ氏との共著『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞受賞

阿刀田高 : 1935年、東京生まれ。小説家。『来訪者』で日本推理作家協会賞、『ナポレオン狂』で直木賞、『新トロイア物語』で吉川英治文学賞受賞

安野モヨコ : 1971年、東京生まれ。漫画家、エッセイスト。『シュガシュガルーン』で講談社漫画賞児童部門受賞

生島治郎 : 1933年、上海生まれ。小説家。『追いつめる』で直木賞受賞。2003年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シナモン さん

    フルーツに纏わるエッセイ集。正直に言えば私にとってフルーツは角田光代さんがおっしゃるような存在かもしれない。だってめんどくさいんだもん。フルーツ一箱なんていただいたら(自分では絶対箱買いはしない)、嬉しいより先にこれ、どうやって消費していこうと思ってしまう。かと言って決して嫌いな訳じゃなく、店頭で旬のフルーツを見かければやっぱりワクワクもする。要はほんの少しでいいんだな。これも時代の流れか。みなさんフルーツに良き思い出とこだわりがあるんだなぁとその情熱にやや圧倒されながら読了でした。

  • れみ さん

    おいしい文藝シリーズ、フルーツ編。色々な種類のフルーツの持つ甘酸っぱさほろ苦さや色や形の美しさ。そしてフルーツにまつわる身近な人との思い出はフルーツそのもののようにそれぞれに味わい深く美しく切なく温かい。とくに、安野モヨコさんの義理のお父さんとネーブルのお話は電車のなかで読んでて泣きそうになってすごく困った^^;三浦哲郎さんが同郷の作家・太宰治さんを知ったのが彼が亡くなった時だったお話とか村上春樹さんのプーシキンの短篇小説「その一発」とサクランボのお話とか読書欲を刺激されるものもあったなあ。

  • いつでも母さん さん

    今回はフルーツ。実はあまり期待してはいなかった私(汗)が、良かった(^^♪現在の自分の心境に何かフィットするのです。今ほど種類もなかった頃が懐かしく、年中色んな果物を食べられる事が不思議な気分になりますね。水蜜桃の響きが新鮮です。阿川さんので掴みはok!三浦哲郎、辻村深月、白石公子に向田さんも惹かれます。豪華な作家さんの中で近東光の文章はやけに漢字が多い様な・・(汗)さてと、私は果物大好き!林檎とバナナは身近な果物のイメージ。そう言えば昔はスイカを顔中ベタベタにして豪快に食べたっけなぁ(笑)

  • (haro-n) さん

    作家の普段の感覚や大切な思い出が、気楽だからこそ素直に表現されるものが多い随筆。この本の各作品も概して読後感が良かったです。別格だなと思ったのが、武田百合子氏の「枇杷」。この方の文章には、対象の細部に向けられる繊細な観察眼と、内省的で静かな内容なのにドキッとする印象的な表現が見受けられました。独特の感性を持つ方のように感じます。他に、三浦哲郎氏の控え目な愛惜や愛情が感じられる文や、川上弘美氏、酒井順子氏、光野桃氏、池波正太郎氏の果物とそれに纏わる思い出の瑞々しい描写、茨木のり子氏の蜜柑の詩が良かったです。

  • ハミング♪♪@LIVE ON LIVE さん

    甘酸っぱくて瑞々しいだけでなく、苦いエピソードもおもしろかった。大好きないちごや桃の話はもちろん、馴染みのないフルーツの話も興味深く、食べてみたくなった。ヤマモモ大盛りや、中毒になるほどのドリアンの匂いや、干しイチジク中毒になった後に知った恐るべき事実や(笑 お気に入りは、光野桃さんの「果物の一夜」。パパのボーナスが出たから、「家族みんなで果物食べ放題という贅沢な晩餐をする」というなんともワクワクするイベントの様子が、とてつもなく楽しげで、素敵☆読んでいると、フルーツの香りや風味が胸いっぱいに感じられる。

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