ロスジェネの逆襲 文春文庫

池井戸潤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904388
ISBN 10 : 4167904381
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
421p;16

内容詳細

やられたら倍返し― 子会社に飛ばされたバブル世代の主人公。親会社から受けた圧力や嫌がらせは知恵と勇気で倍返し。
直木賞受賞作家、池井戸潤の痛快エンタテイメント企業小説!

ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。
そこにIT企業の雄、電脳雑技集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。
アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。
ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。
責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森下雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た――。

【池井戸 潤】
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。1998年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を受賞。2011年『下町ロケット』で第145回直木賞受賞。他の代表作に『空飛ぶタイヤ』『ルーズヴェルト・ゲーム』や、この作品のシリーズ前作となる『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』などがある。

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まさかの出向させられた半沢直樹。でも出向...

投稿日:2018/12/24 (月)

まさかの出向させられた半沢直樹。でも出向先でも諦めず腐らず実績を出していく姿は見本にしたい。ラストの半沢に向けた頭取の言葉は本当に感動もの。ロスジェネの逆襲があったからこそでてくる言葉なのでぜひ最初から最後までとばさず読んで欲しい。

しおようかん さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    依然として今さらながらなのだが、少しは今に近づいた。とはいっても、初出の「週刊ダイヤモンド」の連載は14年も前。さて、本書の方は第3弾とあってちゃんと世代は更新されている。世代交代とまではいかないが、半沢らのバブル世代と瀬名や森山らのロスジェネ世代とが共闘するのである。もっとも、ここでも半沢の活躍は目覚ましく、彼ら後進世代の範として自らの仕事を見事に全うするのである。そう、ここでも働く者にとってはかくありたいと思わせるのがまさに半沢の行動である。エネルギッシュという点では、先の2作を上回るかもしれない。

  • ミカママ さん

    うーむ。前2作を進化させたかったんだろう気持ちは伝わってきたけど、娯楽作品としては専門的内容過ぎるのでは。多少、企業買収の知識のある私でも、読みにくさが否めなかった。ギブしようとみなさんのレビューを拝見して、あまりの絶賛ぶりになんとか読了。ラストの小気味よさは健在。働く私たちへの応援歌なんだろうな。「勝ち組とは、自分の仕事にプライドを持っているヤツのこと」。

  • W-G さん

    世間でいわれるように、たしかに現時点ではコレが最高傑作。電脳雑技団と東京スパイラルの社内模様の対比、瀬名と森山の交流の中で芽生える情熱等々、わかりやすく熱い構成になっている。オチに関してはなんだかんだでまた粉飾ですか…と飽きを感じた部分もあるものの、そこからの中野渡頭取の存在感の強さがまた良い。善悪両サイドをちょうどいい案配で見せてくれたなという感じ。半沢に関しては、前二作のダーティーな姿を見た後だと、ずいぶん自分のことを棚に上げて部下には良い顔するな、と思うところが無きにしもあらず。

  • yoshida さん

    半沢直樹が東京中央銀行の子会社である東京セントラル証券へ出向。ライブドア事件を彷彿とさせる敵対的M&Aを通じ、バブル世代とロスジェネ世代の確執、半沢の信念を曲げず組織に屈しない生き方を描く。私自身もロスジェネ世代であり、M&Aを担当していた為、興味深く読めた。半沢直樹が支持される理由はなぜか。日頃、サラリーマンが屈している組織の論理や、内向きの仕事、間違っていると感じても言えない事柄。このような不条理に半沢は自身の信念で立ち向かい勝つ。半沢の生き方は真似できない。だからこそ魅力的に輝くのだ。

  • トンちゃん さん

    東京セントラル証券へ出向した半沢が、自身の信念を貫き、みごとスカッとさせてくれる一冊です。今回の対戦相手は〜・・・まさかのあのメガバンク!!読めば分かりますw 今回は何倍返しだったんだろうと思えるくらいスカッとしますよ。とくに親会社・子会社の関係にあるサラリーマン(特に子会社側の方)には勇気を与えられる作品だったのでは^^サラリーマンの誰しもが半沢のようにありたいと思いつつも、それがいかに難しいことなのか。組織の(見せかけの)論理に対抗するこの難しさを知っているからこそ半沢の魅力が輝いて見えるのでしょう♪

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池井戸潤

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。’98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、’11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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