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かばん屋の相続

Jun Ikeido

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167728052
ISBN 10 : 4167728052
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan

Product Description

文春文庫オリジナル! 銀行に勤める男たちの悲哀を描く短篇集
「妻の元カレ」「手形の行方」「芥のごとく」他。銀行に勤める男たちが出会う様々な、困難と悲哀。

Content Description

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。

【著者紹介】
池井戸潤 : 1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒。98年『果つる底なき』(講談社)で江戸川乱歩賞、2010年『鉄の骨』(講談社)で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』(小学館)で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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池井戸潤の短編集です。 銀行に勤める男た...

投稿日:2021/03/16 (火)

池井戸潤の短編集です。 銀行に勤める男たちが出会う様々な、困難と悲哀が描かれていて、リアリティのある小説が好きな方は楽しめると思います。 それぞれの話が短く、すぐに読み切れるので、旅行のお供にもぴったりです。

もち さん | 東京都 | 不明

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中小企業向けの融資をめぐる短編集。それぞ...

投稿日:2021/03/01 (月)

中小企業向けの融資をめぐる短編集。それぞれに趣向があり面白いが、個人的には「芥のごとく」が印象深かった。ネタバレになるので詳細は書かないが、主人公に限らず登場人物のそれぞれが生き生きと描かれている。地味ながら短編としては文句なし。これだけでも手に取る価値があると思う。

いえつん さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サム・ミイラ

    いままで読んだ池井戸作品中最も地味で最もリアリティに富んだ短編集。特筆すべきはそれぞれが現在の作風の原型となっている処だ。たとえばかばん屋の相続やセールストークは半沢シリーズに、手形の行方や十年目のクリスマスは不祥事やシャイロックの子供たちに受け継がれてゆく。しかしひと際目を引くのは芥のごとくと妻の元カレ。成功も失敗も、思い通りになるもならぬもままならぬ世の中だが、この二作において池井戸潤は読む者に冷酷に現実を突きつける。これはとても珍しい事。衝撃的だ。この作家に慣れた人ほど読んでほしい作品だと思う。

  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️実家借用本。池井戸さんはまだ9冊目です。本作は6編の短編集でしたが、またしてもハズレ無しでした。どれも良い作品でしたが余りにすぐ読み終ってしまうのが、毎度ながら池井戸作品の不思議な現象です。やっぱり相対的に字が少ないのかな...。本を字の数当たり幾らで販売したら間違いなく安くなるような気がします。《くだらない感想で済みません。》作品自体は非常に面白いので皆さんにオススメします。

  • ミカママ

    読み始めは、やっぱり短編は物足りないかなぁ、だったんだけど、「妻の元カレ」と表題作がよかった。もちろん全体に流れるトーンは、池井戸さん熟知の銀行員の世界。「妻の」は、池井戸さんには珍しく男女の機微が描かれていて、しかも、え?そうきちゃった?のエンディング。さすが池井戸さん、短編でも読ませてくれました。

  • れみ

    銀行員が主人公の短編集。どのお話もそれぞれにドキドキさせられて面白かった(^^)個人的に好きなのは「セールストーク」「手形の行方」「かばん屋の相続」。ドラマ「半沢直樹」に出てくる色々な俳優さんを勝手に登場人物に当てはめたりして楽しく読みました。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    短編集でも面白い。中でも表題作や十年目のクリスマスが良かった。

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