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20歳の自分に教えたい地政学のきほん Sb新書

Akira Ikegami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815617738
ISBN 10 : 4815617732
Format
Books
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

このところの国際情勢の推移によって、地政学の観点からの分析が必要だと考える専門家が増えました。とりわけロシアによるウクライナ侵攻を見ると、地政学で見事に分析ができてしまうように見えます。でも、ここに落とし穴があります。すべてを地政学の観点から解説することは、物事を過度に単純化してしまうリスクを伴うからです。地政学の観点を知った上で、それだけで満足せずに、その先まで学んでみる。それが、いまの私たちに必要な心構えだと思います。

目次 : 第1章 地政学とは?―シーパワーとランドパワーの国がある(地政学でわかる国際情勢やその国の狙い/ 貿易立国の国・日本は「シーパワー」 ほか)/ 第2章 地政学で「ロシアのウクライナ侵攻」を読み解く―注目すべきはヨーロッパのディフェンスライン(冷戦時代に続いたソ連と西の同盟の勢力争い/ ソ連崩壊後、ディフェンスラインが東へ動いた ほか)/ 第3章 地政学で「アメリカと中国の勢力争い」を読み解く―地図から中国の狡猾な狙いが見えてくる(シーパワーがアメリカ、ランドパワーが中国/ 日本の近くにあったディフェンスラインと緩衝地帯 ほか)/ 第4章 中国の香港制圧、地政学的な意味は?―台湾統一への布石(民主化運動が弾圧され、デモもできなくなった!/ 香港は100万人の大規模デモで大荒れに ほか)/ 第5章 「日本の安全」を地政学で読み解く―日本が世界の脅威に対抗するには?(海に囲まれた島国は攻められにくい/ 日本の近くには三つの核保有国がある! ほか)

【著者紹介】
池上彰 : 1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。1994年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすく丁寧な解説に子どもだけでなく大人まで幅広い人気を得る。2005年3月、NHK退職を機にフリーランスのジャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活動。名城大学教授、東京工業大学特命教授など、11大学で教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旅するランナー

    地政学そうだったのか!! 地政学の基本である、シーパワーvsランドパワー、チョークポイント·ディフェンスライン·緩衝地帯などを学べます。そして、現在のロシア(ディフェンスライン防衛、海路確保)·中国(一帯一路=陸路&航路、一国二制度による台湾統一)の野望について知ることができます。

  • breguet4194q

    2年前に出版されていますので、読む時期を逸したと反省してます。日々変わる時事問題を抱える地政学は、タイムリーでないと意味がないですね。隣国の脅威がよくわかります。テレビの内容がそのまま本になっているので口語体に近い書き方になってて読みやすいです。ただし、一国民として結局どうしたらいい訳?政治家に委ねて大丈夫なの?という疑問符が残ってしまいます。

  • Aya Murakami

    リアル書店購入本。 巷では話題ながらとっつきづらい地政学の本。 そうか…、陸続きのランドパワーの国ってイケイケどんどんの戦争屋みたいなイメージしかなかったのですが、逆に攻められやすいという特徴も持っているのですね。プー〇ン暗〇のためにロシアなんかを攻めようものなら半日でワグネルよろしくギタギタにされそうなのでどこの国もロシアを侵略しようとは思いそうにないのですが…。そして攻められにくく貿易立国な日本はシーパワーのようです。貿易以上に通信の時代になりそうなこれからの世の中はナニパワーの時代なのだろう?

  • ベローチェのひととき

    ネットで検索していて気になって入手した本。地政学には興味があるので読んでみようと思った。タイトルに「20歳の自分に教えたい」と掲げている通り、大変砕いた分かりやすい内容となっていた。中でも、中国の香港制圧に関して時系列に説明されていてよく分かった。2050年までは一国二制度を保障する約束となっていたが、次第に締め付け国家安全法の成立で完全に掌握した。やり方が汚いね。

  • mintia

    池上さんが地政学について分かりやすく教えてくれる。昨今の血なまぐさい出来事を考えると、平和は与えられたものではなく自分たちで作り上げていくものだと痛感した。

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