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情熱でたどるスペイン史 岩波新書

池上俊一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784005008902
ISBN 10 : 4005008909
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フラメンコや闘牛に表れる情熱的な国民性、異文化が融合する傑出した建築、パプリカやトマトで彩られた赤い食べ物―。ピレネー山脈で他のヨーロッパ諸国とさえぎられ、長い年月をイスラームとキリスト教が影響しあい、特異な文化が育まれてきた「異郷」・スペイン。衝突と融和をくり返して今へと続く、熱い歴史をたどる!

目次 : 第1章 ローマ属州から西ゴート支配へ―先史時代〜中世初期/ 第2章 国土回復運動の時代―八世紀〜一五世紀/ 第3章 スペイン黄金世紀―一六・一七世紀前後/ 第4章 ブルボン朝の時代―一八世紀前後/ 第5章 社会分裂と領袖政治―一九世紀前後/ 第6章 内戦・自治州・EU―二〇世紀以降

【著者紹介】
池上俊一 : 1956年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は西洋中世・ルネサンス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    情熱の国スペイン。Passionとはラテン語passioに由来する。こうむるという動詞patiから受難(キリスト)の意味も持つ。ユーラシア大陸とアフリカ大陸の蝶番の国。イスラムとキリストとユダヤの文化の融合12世紀ルネサンスの中心となったトレドからレコンキスタで名誉をなにより重視した行動基準、スペイン黄金時代に新大陸に向かうコンキスタドールたち、18世紀ブルボン朝での闘牛や祝祭。スペイン史の中心は一貫して民衆なのだ。国家として地域としてそれぞれの歴史が今を形作ることを実感させてくれるスペイン史入門の良書。

  • 更紗蝦

    キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラーム教徒の三者の交流によってスペインの文化が形作られていった経緯が詳しく解説されており、タイトルに使われている「情熱」という言葉は、自分の中では、異民族間の接触によって生じた摩擦熱、あるいは、文化が混ざり合うことで生じた混合熱として受け止めました。著者の専門は西洋中世・ルネサンス史だそうで、この本は『パスタでたどるイタリア史』『お菓子でたどるフランス史』『森と山と川でたどるドイツ史』『王様でたどるイギリス史』に続く5冊目とのことです。

  • Nat

    ハプスブルク家の本を読んだり、風の影を読んだりして、スペインの歴史が知りたくなり手に取りました。ジュニア向けの通史なので、わかりやすく、大まかな歴史を知ることができました。ヨーロッパの国々は複雑に絡み合っていますね。いつかスペインにも行ってみたいです。

  • sasara

    池上俊一欧州主要5カ国たどる史第5弾。ピレネー山脈の南、地中海性気候、茶褐色の不毛の大地イベリア半島。ローマ、イスラムに支配された後、敬虔なカトリック教国は無敵艦隊で 大航海時代を制すもあまりにも熱心な布教、侵略活動と病原体の持ち込みにより中南米異教徒1500万人を殺害してしまう。 ドン・キホーテと闘牛、カルメンをこよなく愛しピカソ、ダリ、芸術家を輩出し燃える赤が大好きな情熱の国エスパニョーラ。

  • coolflat

    8頁。イベリア半島に北方住民がやってきたのは遅く、紀元前1000年を超えた頃だった。すなわち紀元前900年から紀元前650年に、中央ヨーロッパからピレネー山脈を通ってインド・ヨーロッパ系のケルト人が入ってきた。彼らは祖地であるドナウ川縁辺の鉄器文化を、それまで青銅器しかなかった半島北部や内陸部に広めていった。さらにその後、前8世紀頃、アフリカからやってきたフェニキア人が交易を目的としてアンダルシア地方に定着し、植民市を建て、やや遅れてギリシア人も南部に到来した。彼らは金属類、とりわけ錫を探しにやってきた。

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