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鏡地獄 角川文庫

Ranpo Edogawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041079324
ISBN 10 : 4041079322
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

少年時代からレンズや鏡に異常な嗜好を持ち、ついには自宅の庭にガラス工場まで作ってしまった男。ある日、その男の実験室に、内部から笑い声のような唸りが響く不思議な玉が出現する…(「鏡地獄」)。表題作のほか、未亡人が語る怪異譚「人でなしの恋」。夫婦の歪んだ愛の形を描いた「芋虫」。「人間椅子」「踊る一寸法師」「パノラマ島奇談」「陰獣」など、乱歩の怪奇・幻想小説の傑作8編を選りすぐって収録。

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、探偵小説を次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残す。65年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • A.T

    新潮、岩波、創元推理文庫…と乱歩の短編集は数多く出ているが、今回は角川版。タイトルでは短編集とわかりにくいし、この表紙絵の軽薄さは何だろう。どす黒いほどのエログロ、倒錯の愛を含んだ怪奇幻想の世界が1ページでも読めば押し寄せてくるのに、、、このアッケラ感としたアニメ柄。まぁ、余談はいいとして十数年ぶりの乱歩を堪能した。「人間椅子」「鏡地獄」「人でなしの恋」「芋虫」「白昼夢」「踊る一寸法師」「パノラマ島奇談」「陰獣」。「屋根裏の散歩者」が抜けてるのが残念。

  • 優希

    キーワードは「狂気」や「愛欲」といった短編集だと思います。どの作品もエログロナンセンスの極みの味わいがありますが、『人間椅子』『鏡地獄』『陰獣』は特にその色が濃いように感じました。乱歩の怪奇的な世界が好きなので他の作品も面白かったです。

  • Yuri

    登録忘れ。8編全て既読作ですが、表紙絵コラボなので、押さえておきたくて。『鏡地獄』『パノラマ島綺譚』『芋虫』どれも大好きな作品。再読はあまりしない派ですが、何度読んでも良いものは良い✨

  • 孤島天音

    破滅と隣り合わせの狂気的な嗜好。アンビバレンスな感情。五感を揺さぶる、鮮烈な極彩色の悪夢。どうやったらこんな悪夢みたいな物語を紡げるんだろう。「芋虫」の悲哀は忘れ難い。「パノラマ島奇談」の執拗な海底トンネルの描写が好き。

  • みすみ

    唯一未読だった「パノラマ島奇談」を拾い読んだだけで胸焼けしてしまった。乱歩の怪奇ものを集めた短編集。通しで読んだら病みそうだな〜〜これ。どうやらわたしは乱歩の推理ものは好きだけど、怪奇ものはダメらしい。何はともあれ、これにて角川 × 文ストコラボの乱歩作品コンプリート。

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