盲獣 江戸川乱歩文庫

江戸川乱歩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784394301660
ISBN 10 : 4394301661
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;16

内容詳細

浅草歌劇全盛期に「レビューの女王」との名声を得ていた踊り子・水木蘭子。彼女は彫刻家・里見雲山の衣頼により大理石像のモデルとなり、その肉体美を再現した作品は、展示会を大いに賑わせた。その会場に、彫刻を撫でまわす謎の盲人が…彼との出会いから、蘭子の人生が狂い始める。「触覚芸術論」という持論を持つ「盲獣」と、美女蘭子の痴態の限りを尽くした日々とその末路はいかに?触覚だけの世界の愉楽とはどのようなものなのか、そして殺戮を繰り返す盲獣の目的とは?

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • めしいらず さん

    再読。乱歩自身が失敗作だと断じた本作。前半は触覚頼みの盲人と囚われの身の女たちとの倒錯的な性愛の交歓を、後半は殺人淫楽症に成り果てた主人公の快楽殺人と自己顕示欲を描く。確かに話の軸がブレているし無駄が多くて冗長なきらいもあるしで成功作とは言い難いが、ねっとり濃やかな性愛描写やバラバラ死体を飾り立て衆目に晒すやり方には乱歩ならではの悪趣味な美学があってさすがだ。とは言えイモムシごろごろと鎌倉ハムは少々やり過ぎか、文章の精度も終盤に近づくほど下降している。書きながら乱歩自身がうんざりしているのがよく分かる。

  • ころこ さん

    盲人には不可能な行動を次々に行わせることにより超越性を与え過ぎました。「この物語には探偵も警官も登場はしない。盲獣は最後まで巧みにその筋の網の目を逃れて逮捕されることがなかったからである。では、悪人亡びず、かくまでの悪行が何の天罰も受けずして終わったかと云うと、むろんそんな筈はない。かれ盲獣は亡びたのだ。」これは最後の方の文章です。トリックも描けていない。物理的、社会的な制約も掛けていない。対抗する規範的な権力も無い。どんなジャンルの作品かが曖昧になり、どうやって終わらせて良いのか作者が困っています。作者

  • まさ☆( ^ω^ )♬ さん

    昭和6〜7年の作品。こんな時代に、こんな変態小説が発表できたんですね。春陽堂の江戸川乱歩文庫、途中で読むのを中断していたのですが、夏になると乱歩や横溝正史が読みたくなり読書再開です。下手なホラーより数倍怖い。 本作は、乱歩作品の中でも群を抜くエログロ・変態小説でしょう。乱歩ワールドを堪能しました。

  • め さん

    映画化されているのを知った。あの部屋と、最後の作品の造詣は、乱歩の文を読んで読者個々の頭に出来上がったイメージを大事にしたい。映画を見る前に読んでよかった。

  • 魂@ころがして さん

    2019年2月25日初版第1刷発行(文庫979円、Kindle版297円) めくらという言葉がこれでもかと出てくる。時代ですな。 盲人の犯罪が誰にも見られずに成し遂げられるのだろうか、と思ってしまう。 誰か見てるやろ。

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人物・団体紹介

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江戸川乱歩

1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌の編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以降、探偵小説を次々と発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」など。1965年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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