猟奇の果 江戸川乱歩文庫

江戸川乱歩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784394301707
ISBN 10 : 439430170X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
317p;15

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たしか、ポプラ社版で「超人二コラ」とかい...

投稿日:2021/06/12 (土)

たしか、ポプラ社版で「超人二コラ」とかいう題で出ていたような? 昔、子供のころ黴臭い講堂跡を図書室として使用していた小学校で見つけた江戸川乱歩の諸作品を読み漁った記憶の中に断片的に覚えている場面。 金持ちの家の少女と入れ替わるエピソード! 本編は個人的に前半部分の雰囲気が好きです。 後半部分の「立派過ぎる明智小五郎」はチョット〜・・・。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いたろう さん

    同じ顔かたちの人間が巻き起こす、奇々怪々の物語。男女の怪しい場面があるので、子供向けではない。前篇と後篇に分かれているが、後篇になっていきなり明智小五郎が登場。にも関わらず、後篇は、何だか話がグダグダになっていて、展開にちょっと無理がある感じ。最後に乱歩の言い訳(?)がついていて、雑誌連載で「月々の心変わり、筋の運びの冗漫」があり、編集者の注文で、後から明智を出したということ。本当は、長い後篇はなく、前篇の後、程なく終わりのはずだったということで、本来の結末(?)も追記されているが。こちらの方が良かった。

  • karatte さん

    高校の頃読んだ気がして、再読しながら内容を思い出そうとしてもちっとも思い出せず、程なく『影男』と勘違いしていたことに気づくのだがそれはまた別の話。前篇と後篇で全くテイストが違うのは著者曰く「編輯者の注文」によるもので、無理矢理明智探偵を押し込んだばっかりに良く言えば怪作、悪く言わずともチグハグな印象の目立つ残念な仕上がりに。後年記された「もうひとつの結末」がやはり著者の本意に沿うもので、となると後篇は明智シリーズの世界線で続きが書かれたifものと割り切って、広い心で修正後の世界を楽しむのが妥当か。

  • uenos さん

    【青空文庫】瓜二つの人間が登場し主人公が混乱する。なんか面白くないなと思いつつ読んでいた。調べたら明智小五郎シリーズだとわかり我慢して読むことにした。後編から明智が登場したが、辻褄が合わないような感じがして違和感を覚えた。あとがき(なかがき?)を読むと編集者の注文で明智小五郎を無理やり登場させたらしい。更に続く「もうひとつの結末」で、なんとなくスッキリした。

  • hirayama46 さん

    雑誌に連載したはいいものの、なかなかうまいこといかずに紆余曲折した結果、前後半でガラッと作風が変わる異色作。前半はドッペルゲンガーをホラー・怪奇的な調理でじっくり見せ、後半は国家規模の陰謀が繰り広げられるジェットコースター的なスピードの冒険小説に。面白いは面白いのですが、本人も意に沿わなかっただけあり、出来としてはやはりあまり良いとは言えないでしょう。楽しめる失敗作ではあったと思います。

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人物・団体紹介

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江戸川乱歩

本名:平井太郎。1894(明治27)年、三重県生まれ。早稲田大学卒。1923(大正12)年、雑誌『新青年』に「二銭銅貨」が掲載され作家デビューを果たす。小説執筆だけではなく評論や探偵小説誌『宝石』の編集・経営にも携わった。1965(昭和40)年、クモ膜下出血のため死去。満70歳没

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