屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション 3 角川ホラー文庫

江戸川乱歩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041053300
ISBN 10 : 4041053307
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
追加情報
:
15cm,241p

内容詳細

世の中の全てに興味を失った男・郷田三郎は、探偵・明智小五郎と知り合ったことで「犯罪」への多大な興味を持つ。彼が見つけた密かな楽しみは、下宿の屋根裏を歩き回り、他人の醜態をのぞき見ることだった。そんなある日、屋根裏でふと思いついた完全犯罪とは―。表題作のほか、とある洋館で次々起こる謎の殺人事件を描いた「暗黒星」を収録。明智小五郎登場のベストセレクション第3弾。

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」「心理試験」「孤島の鬼」などの探偵小説を次々発表。「人間椅子」「押絵と旅する男」「鏡地獄」「芋虫」「陰獣」「屋根裏の散歩者」「黒蜥蜴」など、怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。65年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 大正時代の日蔭者文化を代表する作品。現...

投稿日:2009/11/22 (日)

 大正時代の日蔭者文化を代表する作品。現代で言うならばニーと文化になるのか。  作品全体に流れるなにやら心地いいまでのマニアックな雰囲気。終盤明智による興味本位な謎の解明により読者まで現実世界に引きずり戻されてしまう結末。  この時期の乱歩の作品には読者を引きずり込む筆力の高さ、谷崎潤一郎の後継者ともいうべき幻想純文学の旗手である側面を持つ名作が多い。  探偵小説に拘ることなく純文学幻想小説として短編小説を書き続けたらどのような素晴らしい作品を残してくれたのだろうか。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • ちなぽむ@ゆるりと復活 さん

    屋根裏の散歩者にとって何となく気に入らない人間はそれこそ虫けらのような存在だったのだろう。罪悪感すらすぐに跡形もなく消えるだろう。犯罪者は犯罪者の顔をしていない。 しかしこの頃のミステリの方が探偵が断罪しないので好みです。最近のミステリはどうしても警察に絡むから正義が断罪してどうにも犯罪者寄りな気持ちになってしまって曲者。暗黒星は洋館に美男美女という如何にもな感じが好きでした。

  • りゅう☆ さん

    何度読んでも三郎の飽きやすい性格、浅はかな考えに呆れる『屋根裏の散歩者』/伊志田家に襲い掛かる悲劇。義母が殺され、長男一郎が何度も襲われる。明智探偵が一郎を守ることに。長女の不可解な行動を目撃するも追求できず。そんな中次女が殺され明智も負傷。入院を余儀なくされるも小林少年に託す。見知らぬ男が殺され、長女は失踪、父と一郎は行方不明。次から次へと起こる事件に身動きできない明智探偵だけど、小さいことも見逃さずに気付く彼の洞察力、推理力は素晴らしく見事にトリックを暴く。犯人は見えてたけど悲しい復讐劇の『暗黒星』。

  • S さん

    『屋根裏の散歩者』『暗黒星』の二篇収録。解説で触れられていた、江戸川乱歩の「懐かしさ」については興味深く読んだ。わたしも何とはなしに乱歩には「懐かしさ」を感じる。幼いころに何作か読んだ記憶があり、それに由来した感情なのだろうとは思う。しかし、現役で執筆活動をしていたころからそのような惹句を使われていたとは驚いた。乱歩の描く少しチープで、けれど奇妙で不気味で、指の隙間からそっと覗き見たくなる世界観が、老若問わず子供心のようなものをくすぐるのかもしれない。そういった意味で、かけがえのない作家性だ。

  • ざるこ さん

    表題作と「暗黒星」の2編。初の明智小五郎。明智と言えばどうしても「土曜ワイド劇場:天知茂」になってしまう。なので実は明智がもじゃもじゃ頭であることに違和感があったりする。表題作は穴があれば覗いてみたい心理を自堕落無気力な主人公が変態的に利用して殺人を犯すさまが呆れるほど可笑しくて。事件なのに殺伐とした雰囲気を感じないのは、読者に語りかけるちょっとした一文が楽しかったりするから。「考え事は僕の恋人だからね」明智言うことかわいいと思ったり。ちょっと見当違いしてハッと閃き解決へ導く。終盤の畳み掛けが気持ちいい。

  • 芽 さん

    明智小五郎は知っていたが、登場する話は初めて読んだ。北森捜査課長が明智の推理を聞いていたシーンで犯人が誰なのかもどかしげにしていたが、私ももどかしかった。

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江戸川乱歩

1894(明治27年)〜1965(昭和40年)、小説家。1923年、『新青年』に掲載された「二銭銅貨」でデビュー。初期作品は日本人による創作の探偵小説の礎を築いた。幻想怪奇小説も人気を博す。1936年、少年向け推理小説シリーズの第1話「怪人二十面相」を雑誌『少年倶楽部』に連載。太平洋戦争により一時執

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