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ISBN 10 : 456984992X
Content Description
連合国軍による占領を脱した直後の1950年代前半の日本で、真剣に“日本版CIA”をつくろうとした政治家がいた。その名は緒方竹虎。保守自由主義の立場から、戦前・戦時中に朝日新聞社の幹部、そして情報局総裁として情報と国策の問題に苦しみ、戦後は吉田茂内閣のもとで、アメリカと連携しつつ日本のインテリジェンス機関を確立しようと奮闘した人物である。現在、日本でも対外インテリジェンス機関を創設しようという動きが生まれている。わが国の国民性や民意に基づいて運営されるべきインテリジェンス活動の要諦を、緒方竹虎の苦闘を通じて考究する。
目次 : 第1章 適塾と玄洋社―国際派の自由民権運動の系譜/ 第2章 共産主義とファシズムという「悪病の流行」/ 第3章 満洲事変が転機だった―朝日新聞と軍部/ 第4章 東亜問題調査会と同盟通信社―民間シンクタンク創設へ/ 第5章 二・二六事件と大政翼賛会/ 第6章 我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ/ 第7章 情報なき政府と最高戦争指導会議/ 第8章 和平・終戦を模索―繆斌工作/ 第9章 東久迩宮内閣での情報開示、言論の自由政策/ 第10章 日本版CIAの新設ならず
【著者紹介】
江崎道朗 : 評論家。1962年生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。2016年夏から本格的に評論活動を開始。19年、正論新風賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ジュンジュン
読了日:2021/11/06
fseigojp
読了日:2022/05/14
フンフン
読了日:2022/01/01
WS
読了日:2022/10/01
ozmaax
読了日:2022/08/21
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