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ISBN 10 : 4801008895
Content Description
小説、映画、ドラマ、漫画、経典、劇…多様な地域・時代が紡ぎ出したあらゆる言葉を糸として、交織されたテクスト群。そこに聞こえる多層的な声と思想・文化の響きが、比較文学研究のダイナミズムを作り出す。
目次 : 第一部 翻訳と翻案、メディアミックスの多層性(連続テレビ小説『なつぞら』に描かれた「漫画映画」と動物―戦後の酪農業とアニメーション産業の発展に着目して/ ドリトル先生ソ連へ行く―コルネイ・チュコフスキーの再話と創作 ほか)/ 第二部 人種・ジェンダー表象の再編(シェイクスピア崇拝とサラ・シドンズ/ 『ウエスト・サイド・ストーリー』から考える、人種、ジェンダー、植民地支配 ほか)/ 第三部 帝国の残響と災厄の記憶(村山知義の一九四五年における朝鮮・満洲滞在―植民地への共感から共生へ/ 戦後日本の引揚者問題と「民主主義」教育―消去される帝国の記憶 ほか)/ 第四部 テクストの生成と知の編成(「金光明経」と日本古代―三一神論の黎明/ 概念的思考と第二次の意味作用―ロラン・バルトの『テクストの快楽』と「テクストの出口」での「中性」の概念を手がかりにして ほか)
【著者紹介】
杉本章吾 : 昭和女子大学准教授。専攻は、マンガ研究、戦後日本大衆文化
江口真規 : 筑波大学准教授。専攻は、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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