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紫式部と清少納言の事件簿 星海社fictions

汀こるもの

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065360248
ISBN 10 : 4065360242
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

後宮の梨壺に引き籠もり、『源氏物語』と『紫式部日記』の執筆に悩む紫式部のもとに、『枕草子』執筆以後、行方が定かでなかった清少納言が現れる。皇后定子は崩御し、時の権勢は藤原道長が握っていたが、帝の寵愛を巡る政争は未だ絶えてはいなかった。火定入滅の焼身体入れ替え、罠の張られた明法勘文、御匣殿の怪死事件…。後世に遺されなかった二人の密会と謎解きは、男たちの政の陰に隠された真実を解き明かしてゆく―!

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 雪紫

    「史実で出会ってないが……じゃあ後世に語れないくらい人聞きの悪い事件だったことにしよう」(帯の作者の言葉より抜粋)。という紫式部と清少納言クロスオーバー平安ミステリ・・・持ちかけた企画者、グッジョブ? ・・・最初の話の〆が好きなゆえに、後の話の〆がおとなしめに思えたものの、話全体を彩る情勢ゆえのドロドロや「枕草子」や「源氏物語」の影響と作家としての業が随所に滲み出て来るのがなんとも言えない味をもたらす。ファンであり作家はめんどいものです(だがそこがいい)。最初の「火定入滅」と狭間の話はおすすめもの。

  • 紫式部と清少納言の関係性は定かではないが、実際に出会っていたら、すごく気が合うかすごく仲悪いかのどっちかだろうなぁと思う。この小説では前者。清少納言は陽キャ、紫式部は優等生とタイプは違うが、二人とも思考回路が同人女ゆえに話が合う様子。現代オタク用語満載だけど、和歌や史実エピソードの引用も多く、平安好きにはたまらない。事件の動機に当時の世相ならではの薄暗い事情が絡むのも面白い。良くも悪くも宮中の政治には無関係ではいられない彼女たちが、それでも人の業を背負って千年愛される文学を生み出したのかと思うと感慨深い。

  • 悪者みきこ

    こるものにしてはパンチが少ないような。二の巻も絶対清少納言のターンが後で炸裂すると思ったのに意外。この程度のテンションならカタカナルビも要らなかったのでは。アガタにはもっと活躍してほしかったな。検非違使の事件簿のくだりは笑った。

  • 鳩羽

    物語を書くための女房として、藤壺に仕える紫式部のもとに、梨壺の物の怪と称して清少納言が現れる。皇后定子の残した皇女のもとに仕えているといつ少納言は、式部の書く「源氏物語」の講評を垂れながら火定入滅を見物に行こうと誘うのだが…。中年の後家女となった、ある意味怖いものがなくなった二人が、いくつかの不思議なできごとを、虚実、男と女、貴族と平民といった異なる視点を重ねることで解き明かす。ミステリと素直に思えないアクの強さはあるが、平安とミスマッチなノリが斬新で面白い。互いにドン引きしあう物書き女同士の業は深い。

  • Pa−Po

    今月はミステリカーニバル前にお会いしたい先生方の本読みすすめ月間。 『光る君へ』で時代の雰囲気が頭に入ってる間に読めてよかった。二人の関係はじめ、フィクションも多いけど時代背景の知識も補強された。もちろんミステリとしても楽しくよめた。続編出ないかなぁ。

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