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はじめての物理数学 高校生から社会人までの王道の勉強法!(仮)

永野裕之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797384574
ISBN 10 : 4797384573
Format
Books
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

微分積分の本質はニュートン力学にあり!

『大人のための数学勉強法』『ふたたびの微分積分』など多くの著書で理系・文系を超えたファンを持ち、塾生(社会人女性)が「どうして私のわからなかったところが先生にはわかっちゃうんですか?」と思わず尋ねるほど、数学が苦手な人のことを熟知している永野裕之先生。その永野先生がつねづね思っていたのが「高校では数学と物理をいっしょに学ぶのが本質的だし、絶対お得なのに」ということ。予備校生時代に初めて出会った、微分積分を使った物理の授業での感動を、もっとたくさんの人に知ってほしい。そうした思いから、微分積分を知らない人が一から学ぶための理想の内容を、このテキストにまとめました!

■本書の特徴
・単なる計算だけではない、微分積分の本質を、ニュートン力学の具体的な問題から知ることができる。
・高校生から学べるよう、必要な知識はその都度戻って説明している。
・計算過程はどの本よりも詳しく展開、迷子にならないための細かなコメント付き。
・わからなくなったり、勘違いしそうなところには詳注で著者ならではの解説付き。

■数学と物理をいっしょに学ぶことの意味(「はじめに」より抜粋)
◎数IIB、数III と進んでいくと高校の数学も高度になってきて、計算はどんどん煩雑になっていきます。何行にもわたる数式変形をやっていると「あれ? 何をやってたんだっけ? 」という気持ちになりませんか? でも、物理はそういうことがありません。どんなに計算が複雑だったとしても、結果はなにかしらの現象を説明しているからです。微分積分を通して物理法則が導ける経験を積むと、得られた数式の意味を考えるようになります。これが数式を「読む」力を育てるのです。
数学(特に微分積分)と物理は並行して学ぶことでお互いの理解を高めることができます。「物理数学」というタイトルを付けたのは、本書がこの相乗効果を狙った本であることをアピールしたいからです。
◎数学や物理は生涯学習に最も適した学問です。紙と鉛筆と参考書があれば、それぞれのレベルに合わせて、いつでも好きなときに好きなだけ学び直すことができるからです。本書には私がふだん塾で行っている授業の様子がそのまま再現されています。それは、数学や物理を学ぶ王道の勉強法であると同時に、ものごとがわかるようになるための最短・最適の方法です。これを身に着けることが人生にもたらす恩恵は計りしれないでしょう!

【著者紹介】
永野裕之 : 個別指導塾、永野数学塾の塾長。東京大学地球惑星物理学科卒。同宇宙科学研究所(現JAXA)中退。プロの指揮者としても活動。日本ソムリエ協会公認ワインエキスパート。二女の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    微積分から物理現象を見渡すと、数々の公式に立ち止まるコストが減るということが実感できる。言い換えれば、物理現象を数学を用いて検討すると、公式の組み立て方をシミュレートでき、三角関数やベクトルをどこで使うかという工学的観点が養えるといえる。本書には、日常の物理現象の説明を数学の目的とし、物理と数学の相互作用によって公式相互に潜む概念の関係を意識させ、自然を統一的体系として読者にイメージさせようとする工夫が見られる。数式の変形プロセスも丁寧であり、読者が手にペンを持たずにページを追うことに集中できるのもよい。

  • のぶ

    微分方程式は高校の課程には入ってませんよね。私は大学でもちゃんと授業で習わないまま今に至ってました。なのでこういう本をたまに手に取ってみるのですが、紙と鉛筆で解こうとすると、微分積分の知識を沢山動員せねばならず、難しいのですよね(ということを再確認した読書でした)。だからカリキュラムの後の方に置かれてるんだろうけど、今の時代なら、まずモデル化して(関係式を書いて)、それを数値解析やら数式解析のソフトに食わせて、図でも書かせて、という勉強の仕方ができれば、もちょっと楽しくならないかな、と密かに思っとります。

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