Product Details
ISBN 10 : 4798502456
Content Description
1960年代にデビュー。第二波女性解放運動の恩恵もあり第三作目の『碾臼』で一躍有名になったドラブルは、フェミニズム作家として広く知られるようになった。60年代、70年代、そして現在と変化し続けるその作品を分析する。2011年9月に行われたドラブルと筆者の対談も収録。
目次 : 序章 作家マーガレット・ドラブル、及び、本書の背景/ 第1章 作品の背景/ 第2章 『夏の鳥かご』(A Summer Bird‐Cage,1963)―一九六〇年代を生きるイギリス女性達の社会的困難/ 第3章 『碾臼』(The Millstone,1965)における愛の不能/ 第4章 『滝』(The Waterfall,1969)における両義性と語りの変化/ 第5章 『針の眼』(The Needle’s Eye,1972)における社会性/ 第6章 『ペッパード・モス』(The Peppered Moth,2000)における家族の肖像とフィクション性の効果/ 第7章 『七人姉妹』(The Seven Sisters,2002)に見る創作上の技法―語りと作品展開/ 第8章 マーガレット・ドラブルとの対談/ 終章 先行研究と現在のドラブル文学
【著者紹介】
永松美保 : 九州女子大学講師、准教授を経て、九州共立大学教授。文学修士、博士(学術)。専門領域:現代イギリス小説、イギリス文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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