地図と読む新撰組顛末記

永倉新八

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784046047007
ISBN 10 : 4046047003
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;21

内容詳細

あのとき、「最後の武士たち」は何を見て、何を思い何をなしたのか―。三十九点の地図とともに振り返る、とある剣豪の幕末史。

目次 : 第1章 浪士組上洛/ 第2章 新撰組結成/ 第3章 池田屋襲撃/ 第4章 禁門の変/ 第5章 高台寺党粛清/ 第6章 鳥羽伏見の激戦/ 第7章 近藤勇の最期/ 第8章 会津転戦/ 新撰組資料

【著者紹介】
永倉新八 : 1839年(天保10)、江戸生まれ。本姓長倉。元は松前藩士。武者修行中に近藤勇に出会い浪士組に参加、新撰組結成後は二番隊組長を務めるなど、草創期からの中心人物。甲陽鎮撫隊や靖兵隊(正しくは「靖共隊」)に属して戦うが、米沢より江戸へ帰還。松前藩への帰藩が許され、藩医の杉村介庵の婿養子となり杉村治備(後に義衛)と名乗る。その後小樽へ移り、樺戸集治監の剣術師範となる。数少ない新撰組幹部の生き残りとして、板橋に近藤勇、土方歳三の墓を建立した。1915年(大正4)、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えみ さん

    新選組を少し詳しく掘り下げている人なら必ずと言って良いほど一度は読んでいる(であろう)長らく新選組を幹部の一人として支えてきた永倉新八の回顧録。私も何度も繰り返し様々な解説と共に『顛末記』を読んできたけれど地図と読んだのは初めて。確かに一緒に記載されていれば調べるとき便利で内容も勿論従来通り変更されていないので重宝出来そう。永倉本人を取材して『永倉新八』と題して小樽新聞に連載されていたものが『新撰組永倉新八』を経て本書『顛末記』となり現在に至る。まさに新選組史料として欠かせない一冊‼勘違いや誇張も愛しい。

  • サケ太 さん

    新撰組の永倉新八の回想録。色々と流布されている新撰組の姿とは違うものが垣間見えた。新撰組が関わる様々な事件と人々の粛清について、淡々と、それでもどこか迫力を感じさせる。尊王攘夷の志があったはずの新撰組内のずれから始まる分裂。永倉のその後については多くを知らなかったため面白かった。激動の時代の中で生きてきた永倉の生き様。芹沢鴨についても書かれており興味深く読めた。桃井春蔵の行為にはちとショック。実際にどういう立場だったのかは確認したい。地図があると、現在のどこで事が起こったのかわかって良かった。

  • こけしだ さん

    永倉新八による新選組の回顧録。 本人にしか書けないリアルさを随所に感じた。芹沢鴨は相当酷かったようだが、ヒーローのように描かれがちな近藤勇も結構我儘なとこあったんだなあ、少なくとも永倉はそう感じていた様子。新選組は誰の目線で語られるかで大きく違ってきそうだ。 にしてもこんなに来る日も来る日も人を切ったり切られたり切腹を見届けたり介錯したりを繰り返す日々って、想像が追い付かない。 タイトルにもある「地図」のほうは、簡略化されていて少し物足りなく、鳥羽伏見の戦いの地図なんかも欲しかった。

  • elsa さん

    「新撰組結成から解散まで、全ての過程に関わっていた中心人物の生の声」という意味で、とても貴重な史料です。事の顛末を語ってくれた永倉さん、書き記してくれた記者の方に敬意と感謝を表します。▽永倉は鳥羽伏見の戦後、長らく苦楽を共にした近藤や土方と袂を分かちます。しかし後年、彼らの碑を建てるのに尽力したのをみると、けして互いが嫌いで別れたのではないのだと確信しました。▽そして最後の最後に登場する「剣友・伊庭八郎」。諸説ありますが、やはり永倉さんらと伊庭さんは試衛館時代から交流があったのではないかと想像します。★5

  • Falgorou さん

    地図が載っていたおかげで、様々な事件の場所が把握できて良かった。近々京都へ赴くので、それぞれの場所をもう一度辿ってみたい。個人的に近藤勇に対する評価が常に辛口だったことが印象的。それでも晩年近藤と土方の墓を建て弔った辺りは、最終的には喧嘩別れしたとはいえ、やはりかけがえのない大切な友だったと推察。また芹沢鴨に関する供述からは、めちゃくちゃな人であると同時に底知れぬカリスマ性があった事も感じた。また最終章の会津転戦は実に興味深く、こんな状況でよく生き残ったと思った。やはり本人の証言はとても貴重で魅力的だ。

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