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遺失の結末と彷徨える幽霊たち

水鏡月聖

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784839988753
ISBN 10 : 4839988757
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
煮たか ,  

Content Description

宮川雅は崖っぷちの編集者。次にヒット作を出せなければクビも覚悟している彼女のもとに、ベストセラー作家・東雲飛翔の新作原稿が届く。嬉々として読むが、その原稿には解決編がなかった。宮川が担当するミステリ作家・平澤大吾とともに東雲飛翔の家を訪ねるが、東雲飛翔は密室での遺体となって発見されてしまい―。ベストセラー作家の死の謎、遺稿の結末を巡り、現実と作品が入り交ざる作中作ミステリー!

【著者紹介】
水鏡月聖 : 第27回スニーカー大賞銀賞を受賞し、『僕らは『読み』を間違える』(KADOKAWA)でデビュー。文学作品の解釈で描かれる青春群像劇が話題となり、『このライトノベルがすごい!2024』(宝島社)にて新作5位に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • D

    とてもおもしろかったです。作家と編集が生き残ることの難しさや作家という職業の業。作中作がいつのまにか現実とリンクしていく物語の構造と構築力の巧みさ。そして、最後に全てが繋がり前に進むことへの希望。本当に技巧派な物語でした。ちなみに自分はシェリーならペドロヒメネスが好きです!

  • ゆのん

    初めて読む作家の作品は吉と出るか、凶と出るか期待と心配の中読むのだが本作はとても面白かった。まず、文章が読みやすい。そして登場人物の設定も良かった。物語は結果を出せない崖っぷち編集者が6年間書いていない人気作家の新作を受け取る事から始まる。この作中作も面白く、主人公と一緒にワクワクと読んでしまい、ラストが大いに気になるのだが…。共に謎を追っていくこちらも崖っぷち作家だが、彼のキャラが気に入った。別々だと思っていた事柄が徐々に一つに繋がっていくのはワクワクする。本に纏わる様々な謎を解くシリーズにして欲しい。

  • さっちゃん

    担当作がヒットしない崖っぷち編集者の宮川雅の元に、ベストセラー作家・東雲飛翔から新作原稿が届く。しかしそのミステリの原稿には解決編がない。雅は担当するイマイチ売れないミステリ作家・平澤大吾と共に東雲飛翔の家を訪ねるが、東雲飛翔は密室で死んでおり…。/作中作ミステリの結末を描いていくという最近時折見かけるストーリーがメインかと思いきや、終盤その物語に隠された真実や東雲飛翔の死の真相などがメインになっていく過程に引き込まれた。編集者と作家の熱い思いや雅のお仕事小説の側面もあり、そちらも楽しめた。読後感も良き。

  • 和尚

    面白かったです! 結果を出さないといけない崖っぷち編集者の雅は、断筆して6年のベストセラー作家東雲の新作原稿を手に入れる。しかしそこには解決編がなく、更には当の本人が密室の遺体で発見されてしまい。 雅は東雲の息子と、担当するミステリ作家の平澤と現実に作中の両方の謎に関わっていく、という流れの本作。 謎解きとしてもですが、それぞれのキャラクターも好きでしたし物語としてとても楽しく読めて好きでした。

  • よっち

    次にヒット作を出せなければクビも覚悟する崖っぷちの編集者・宮川雅。彼女もとにベストセラー作家・東雲飛翔から解決編のない新作原稿が届く作中作ミステリ。思ってもみなかった原稿に直面して、担当するミステリ作家・平澤大吾とともに東雲飛翔の家を訪ねるものの、東雲飛翔が密室での遺体となって発見される展開で、そこから飛翔の死の謎、息子の翔を交えて3人で遺稿の結末を考える中で、推理にも活かされる作中作の真相や意味にも迫っていく展開は、意外な事実や繋がりに向き合ってどうすればいいのかを考えていく彼女たちの姿が印象的でした。

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