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メディア・ビオト-プ メディアの生態系をデザインする

水越伸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314009775
ISBN 10 : 4314009772
Format
Books
Release Date
March/2005
Japan

Content Description

こんなメディア論を待っていた。メディア環境を生態系としてとらえ、自筆の図や絵を使いながら、多様でしなやかなメディア実践へと読者をいざなうスケッチブック。マスコミ、企業広報などの関係者必携。

【著者紹介】
水越伸 : 1963年三重県桑名市生まれ、石川県金沢市育ち。筑波大学比較文化学類卒。学生時代からインダストリアル・デザインの仕事に従事する。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。東京大学大学院情報学環助教授。メディアをめぐる実践と思想を総合した「批判的メディア実践」を方法とするソシオ・メディア論に取り組む。市民のメディア表現、メディア・リテラシーの実践的研究を進める「メルプロジェクト」や、ケータイの文化と未来を考える「モバイリング・デザイニング・プロジェクト」などを展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • SQT

    55年体制を杉林のたとえで表現するのが印象的で、記憶に残りやすい良い本だと思った。内容はオーソドックスで、メディアが一方向的になっていて、送り手と受け手との間に齟齬があるから、小さなローカルメディアを守ったりすることで、いわばメディア・ビオトープを作って、多孔性を守っていこうというもの。多孔性porosityという語は、都市社会学でもたまに出るが、ビオトープ由来なのか。(反論はあるだろうが)人はメディアで表現したいという欲望を持っている、それは周縁から特に現れてくる、というのもわかりやすい議論、入門に最適

  • 白義

    メディアを生態系の隠喩で捉え、生物の棲息に適した小さな場所、ビオトープをメディア生態系に設計、構築しようという視点から展開されたメディア論。多彩な図版、写真にメディア史、メディアリテラシーを始めとしたビオトープを作るための実践と、かなり内容が詰まった目にも楽しい本。最近のメディア論っていうのは、悲観論の脅かし合いっこばかりなイメージがあるけど、その先に進むべき世界をイメージ出来てる時点でこの本はかなり重要だ。自分たちがどうメディアを生き、環世界を創造するか。そのヒントがたっぷりここにはある

  • つまみ食い

    身体的であったり自然とメディア環境を結びつけた比喩が多く、そうした表現は、送り手/受け手の固定化や規範を相対化する必要があるという本書の主張の一つと共鳴しながら読者の日常的なメディア感覚の異化を誘っている

  • hayataka

    メディア環境をビオトープと捉え、必要な要素や関係性を整理し、著者自身の実験的な行動を知ることができる。ラジオというメディアの成り立ち、過去の言論統制と産業繁栄のカタチが今にも続くことなど、これまで当たり前だと思っていた身の回りのメディアを捉え直すいい機会だった。筆者が大切だと説くメディア遊び・リテラシー・実践はまさしくその通りだと思う。既知のメディアの未知化してみたり、解剖してみたいと思った。

  • gentleyellow

    メディア環境を生態系に、戦前から前後にかけてのメディア史を生態系の人工的操作に例え、新たなメディア環境とは「ビオトープ」である、と述べる。序文で隠喩の本と宣言してる通りの内容であり、装丁とか凝ってて美しい良い本……なのだが。内容は多いに不満だ。肝心の比喩が結局、大規模マスメディアを人工杉林に例え、ネット以降のインパクトをビオトープに例えるというのは、ネットを「小規模なマスメディアの乱立」と捉えているということ。(続)

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