教養の人類史 ヒトは何を考えてきたか? 文春新書

水谷千秋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166614318
ISBN 10 : 4166614312
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;18

内容詳細

「知らないと恥ずかしい」から学ぶのではなく、「自分が知りたい」から学ぶ。そうして得られた教養は、人生に豊かさと深みを与えてくれる。本書では人類の誕生から現在までの歩みをふり返り、読者を壮大な“知の探究”へと誘う。初歩から始める教養入門。

目次 : 序章 知の巨人たちの求めたもの―立花隆、司馬遼太郎、井筒俊彦、松本清張らの知的遺産/ 第1章 人類の進化と心のルーツ/ 第2章 神話・宗教・文明の誕生/ 第3章 精神の革命―枢軸時代・哲学の発生/ 第4章 人類史の構造をとらえる試み/ 第5章 東アジア世界から見た日本の文化/ 第6章 東洋哲学の可能性―「無」と「空」と親鸞/ 第7章 現代史との対話―明治維新と戦後日本/ 第8章 人類史と二十一世紀の危機/ 第9章 人間性の回復へ―文学・芸術の役割

【著者紹介】
水沢千秋 : 1962年、滋賀県大津市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得(国史学)。博士(文学)。堺女子短期大学副学長。日本古代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tamami さん

    素晴らしく大きな書名に惹かれて手にする。大学での講義を新書化したもので、古今東西の書物から「教養」の粗筋をざっくりと読ませてしまう著者の力業に、参ったという思いも抱く。宗教のルーツ・洞窟壁画から、心の理論と三項表象の理解、人類史の枢軸時代、縁起と空、といった具合に、思想史の大綱の中に、ポイントを絞り込んで具体的に切り込んでいく場面があって、大いに参考になった。個人的には、近代史を巡る見方では考えを異にする部分もないではないが、巻末の三百点近い参考文献は、私にとっても人生後半の読書生活の宝となりそうである。

  • けんとまん1007 さん

    地の巨人と言われて思い浮かぶ人物。既知であったり初見であったりするのは致しかたない。そんな巨人の知の視点を借りながら、人類史を辿る旅は、今までにない知的刺激を受けた。そして、タイトルにある教養の2文字は、自分の中の重要な言葉でもある。教養とは何か?教えと養う。養うという視点が響く。教育という2文字が、教えと育むであり、育むが自分に響くのと繋がるように思う。

  • よっち さん

    そもそも教養とは何か。古今東西の知の巨人たちのちのエッセンスに触れつつ、人類が一体この地球に何を残してきたのか、何を考え何を信じ、何をしてきたのかを振り返る一冊。立花隆、司馬遼太郎、井筒俊彦、松本清張といった人々がどのような人物であったのかに始まり、人類の進化と心のルーツ、神話・宗教・文明や哲学の誕生、人類史の構造や東アジア世界から見た日本の文化、東洋哲学の可能性、明治維新と戦後日本、人類史から踏まえた二十一世紀の危機、文学・芸術の価値など、短大で講義されていた内容だけあってとても分かりやすかったですね。

  • おせきはん さん

    「知の巨人」を通して人類が何を考えて生きてきたのかを紹介しています。時代の変化や技術の進歩とともに変わっていく人類の思考を辿った壮大なストーリーは刺激的でした。

  • ta_chanko さん

    「知の巨人」たちの肩にのって、太古から現代に至るまでの古今東西の教養(言語・宗教・哲学・歴史・文学)を振り返る壮大な試み。特に第4章までの、古代から中世にかけての論考が秀逸。人類とは人間とは何者なのかを、大きな枠組みの中で考えさせられる。

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