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朝からブルマンの男 ミステリ・フロンティア

水見はがね

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488020286
ISBN 10 : 4488020283
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

一杯二千円もするコーヒーを連日注文する客の真意「朝からブルマンの男」、金曜日だけ味が変わる夕食の秘密「ウミガメのごはん」、遅刻確定だと思われた友人が受験会場に先に着いた方法を探る「受験の朝のドッペルゲンガー」など、桜戸大学ミステリ研究会の二人組が遭遇した謎を描く全5編を収録。第一回創元ミステリ短編賞受賞作を含む第一作品集、ついに刊行!

【著者紹介】
水見はがね : 1985年埼玉県生まれ。日本大学卒。2023年、「朝からブルマンの男」で第1回創元ミステリ短編賞を受賞(同時受賞は、小倉千明「嘘つきたちへ」)。本書で書籍デビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    東京創元社得意の典型的な日常の謎系ミステリの短篇集。高価なブルマンを毎朝まずそうに飲む男、古い学生寮に出ると噂の幽霊、金曜日だけ母親の作る飯がまずくなる理由など、一見つまらない出来事に隠された意外な事情をミステリ研の学生2人が明らかにする。殺人も流血もオカルトもなく、意外なトリックも動機もサスペンスもないが、錯綜した人間関係や心のもつれ、何気ない見落としを解きほぐすプロセスは一級品。特殊設定やバカミスにうんざりした人にも、本格物の味わいで心を落ち着かせてくれる。NHKの夜ドラで映像化されたらぴったりかも。

  • ちょろこ

    美味な日常ミステリ短編集の一冊。やっぱりミステリ・フロンティアは裏切らない。ミステリ研究会の大学生二人が遭遇する、とても素通りはできない不可思議な5つの謎。表題作から美味。朝から一杯二千円のコーヒーを注文するのに飲み残していく男。なぜ?からなぜ?の連鎖、それを一つ一つ丁寧に紐解いていくその魅せ方に良質な香りが漂った。その他、学生寮の幽霊事件、家庭の食に纏わる謎など、どれも謎解きの過程を存分に楽しめた。お気に入りは苦味とせつなさと優しさが同居する「受験の朝のドッペルゲンガー」。傷に寄り添う謎解きにほんわか。

  • yukaring

    朝から喫茶店で一杯ニ千円のブルマンを注文する男。しかも味わっているようには見えない。彼はなぜブルマンを注文するのか?論理思考パズルのようなお題でついつい挑戦してみたくなる、そんな遊び心が詰まった短編集。大学のミス研に所属する会長の緑里と後輩の志亜。学生寮に出る幽霊の謎を2人が解き明かす「学生寮の幽霊」や毎週金曜日だけ母親のご飯が美味しくない謎「ウミガメのごはん」などほのぼのからシビア系まで様々な謎と出会う2人の日常は全く退屈とは無縁。キレキレの先輩と助手の志亜の掛け合いも面白く純粋に推理を楽しめる1冊。

  • ままこ

    謎めいたシチュエーションからなる5編の連作短編集。一杯二千円もする珈琲を週に三度注文して、何故か必ず飲み残す男性客の謎、学生寮の幽霊の話、受験日にドッペルゲンガーを見た話、「ウミガメのスープ」から始まった不可解なごはん謎、仲良しサークルでダイヤモンドが消えた謎。ミステリ研究会の緑里&志亜が活躍する、サクッと気軽に謎解きを楽しめるライトミステリー。タイトル作が第1回創元ミステリ短編賞を受賞。

  • 雪紫

    その大学生が苦手にしてる2000円のこだわりブルマンをいつも頼むのは?を始めとした様々な謎にたった2人のミス研女子大生が誂む。何処か不思議で読んでて何処か穏やかな気持ちになれる(そして心に残る)日常の謎な短編集(「ブルマン」・・・解決後そういうオチか)。好みは「ウミガメ」と「リービッヒ」。

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