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マザー / コンプレックス 小学館文庫

水生大海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094072624
ISBN 10 : 4094072624
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

峰須賀恵理子は悲嘆に暮れている。息子が痴漢行為を咎められ、電車事故で死んだのだ。冤罪を信じる恵理子は亡き息子のSNSにのめり込む。夏川美夏は激怒している。娘が痴漢を捕まえたが、長く被害に遭っていたという。娘の芸能界での活躍を願う美夏は週刊誌記者に追われ苛立つ。高奈琴絵は絶望している。待望の子を妊娠したのに、夫が痴漢で逮捕された。逆ギレする夫、琴絵を責める義母。離婚もできず途方に暮れる。地下鉄のある事件を発端に、崩壊していく三つの家族。そして新たな悲劇が起こる―暴走する母性の先に衝撃の結末が待つ、傑作ミステリ。

【著者紹介】
水生大海 : 三重県生まれ。漫画家を経て2005年、チュンソフト小説大賞銅賞受賞。08年、福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し、『少女たちの羅針盤』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちょろこ

    いい加減にして、の一冊。家族が痴漢事件に関係した…突然崩れた平穏な日常。息子の無実を何が何でも信じて疑わない母、娘の被害にただ怒り狂う母、夫に不安がやまない妊娠中の妻という、三つの家庭模様を描いたミステリ。増殖していく、家族のために家族に対しての感情、行動。そしてさらなる悲劇に辟易。特に周りが見えない猪突猛進型の母たちの行動はただ単に次なる誰かを追いつめるだけにしか思えず、これ以上はいい加減にして、という思いが募った。勘違いな愛ほど後々まで厄介だ。そしてムカつきやまないアイツにいい加減にしろ!な読後感。

  • タイ子

    毒親も困るが、行き過ぎた母性も何かと面倒。ここに3つの家族があり、それぞれに母親の存在がある。そこには痴漢の被害者と加害者の子供を持つ母親という共通点があり、母親は子供を溺愛し守ろうとする母性が働いていく。捕まる前に轢死した息子、逮捕されて拘留され名誉を失った息子にも妊娠中の妻がいる。痴漢の被害者の女子高生のその後の生活を守ろうと必死になる母親。環境、年代の全く異なるそれぞれの母親が向かう先に待ち受ける予想外の悲劇。第一部で胸やけが起こりそうになり、第二部の意外な展開で前のめり。終盤あたりで思わず呻く。

  • モルク

    地下鉄の電車内での痴漢行為を発端とする3家族のミステリー。痴漢行為を咎められ逃げようとして電車事故で亡くなった息子の冤罪を信じてやまない母。長らく痴漢の被害にあっていた娘を持つ母、そして痴漢で夫が逮捕された妊娠中の妻と夫の母。そしてこれらが絡み合い新たな事件が…。どの親も子供を思う気持ちはわかるが…暴走が半端ない。無意識ではあるが子供を思い通りにしようとする母、しかし、子供はその全てを知っている。救い用のない母たち。軽いミステリーでサクサク読めなかなか好みの作品だった。

  • ma-bo

    痴漢行為を咎められその場から逃げ出し電車に轢かれ死亡した息子の母親。娘が痴漢を捕まえたが長く被害に合っていた事に憤る母親。夫が痴漢の容疑で捕まった妻。痴漢という行為が共通項として浮かび上がる3人の人生がどの様に交差していくのか?何が起こったのか3人の視点から描かれていた物語が、第一部の終わりに起こる出来事により一体何が起こっているのかが読めない展開に。そっちのマザーだったんかーい!?

  • 相田うえお

    ★★★☆☆23047【マザー/コンプレックス (水生 大海さん)】タイトルのマザーとコンプレックスの間にスラッシュがありますけど、これが気になりつつ読み始めました。(別にそれだけで読み始めたんじゃないですよ。汗💦)いや〜、登場人物の殆どがしょーもない。男達もアホなんだけど、かーちゃん達も恐ろしいほど浅はかじゃね?尋常とは思えないほど愚かな考えで行動するもんだから事態をさらにややこしくしてしまうんですよ。ラストでも『あららら〜ぁああ"』コイツには開いた口が塞がらない。もう、なんと言ったらいいものやら。喝!

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