戦記短編集 幽霊艦長他 水木しげる漫画大全集

水木しげる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784063775211
ISBN 10 : 4063775216
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
548p;21

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水木しげるによる、戦争を題材にとった短編...

投稿日:2021/03/19 (金)

水木しげるによる、戦争を題材にとった短編を集成した一冊。 様々な作品が収められていますが、沖縄で生まれ育った者として、「沖縄に散る―ひめゆり部隊哀歌―」を特に興味深く読みました。 香川照之氏の解説は、氏があるドラマで水木しげる役を演じるにあたって水木本人との面談に臨んだことが書かれているのですが、これが実に面白い内容で、期せずして俳優・香川照之を見直す機会になりました。

哲 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ホームズ さん

    実際に戦場に行った作者が書いてるので読んでいて怖くなる。70年前ってまだまだ昔ではないし実際に体験した人たちがまだ生きてるんですよね。間の抜けたような登場人物たちの描写の中に突然リアルな絵が入ってくるとチョットびっくりして心が痛くなってしまう。

  • ぐうぐう さん

    戦記漫画ばかりを収めた全集『幽霊艦長』。ここには、様々な戦争の姿が描かれている。戦場での激闘、戦地での非情なる生活、占領した国とそこで生きる村人、そのどれもが、鬼気迫るリアリティでもって、読者を引きずり込む。それは、まさしく戦争を体験した者だからこそ描ける臨場感であり、緊迫感である。一兵士として目撃し、体験した、その視点が、安易な反戦ではない、絶対的な反戦としての戦記漫画を描くことを可能としている。凄い!

  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    解説が香川照之で意外に思ったが、水木しげる役を演じた事があったのを思い出して納得。殆ど再読だったが堪能。基本的に反戦に貫かれているのが良い。トペトロやエプペとの出会いは、初めて読んだ時に感動したものだ。この全集はかなりきちんと編集されているのが素晴らしい。初出と改変後の小さな違いも漏らさぬ様に載せている。そういうおまけ部分も楽しみのひとつ。

  • アキ さん

    広い場所で、たくさんの人間がやるから、大きな目で見ないとなかなか正体がわからん(中略)一兵卒としてえらい目に遭うと、いっそう「戦争」というものがわかるような気がする[著者あとがき]。大局的な見地に立つ統治者による戦争と、一兵卒・一市民が体験する戦争はもともと違い、そのギャップが悲惨な結果に繋がるーとあらためて諭された気がします。さらに終戦50周年の寄稿では、過去の常識は常に覆され、体験すらもあまり参考にならず、戦争も変質し想像を絶したものになるとも書かれ、現代の戦争のあり方まで予見されていたかにみえます。

  • ユーコ さん

    水木しげるは戦争を悲劇としては...少なくともお涙ちょうだい的には描かない。悲劇は時に「美しい」ととらえられかねない。ではどういう風に描いているかというと「しょーもないもの」として描くのである。華々しい武功など無い。美しい玉砕なんてものもあるわけがない。ひたすら愚かで無意味で空しいものとして。徹底的な生命軽視のもと「殺せ」「死ね」と命じられる究極の不条理として。ビビビビビン!(理不尽ビンタの音)

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人物・団体紹介

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水木しげる

本名、武良茂。1922年(大正11)生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争中に召集され、ラバウルで左腕を失う。復員後、さまざまな職業を経て、57年『ロケットマン』で漫画家デビュー。65年『テレビくん』により第6回講談社児童まんが賞、89年『昭和史』により第13回講談社漫画賞受賞。91年、紫綬褒章、2

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