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妖怪変化シリーズ 水木しげる漫画大全集

Shigeru Mizuki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784063775280
ISBN 10 : 4063775283
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 望月衣塑子そっくりおじさん・寺

    二十年前に『ビッグゴールド』で連載されたもの。好みは人それぞれあろうが、正直あまり面白くなかった。一朝一夕同じ歌を歌うベテランの仕事を見た感じ。ただしオウムのパロディ『オナラ真理教』は唯一面白かった。荒俣宏が良いキャラクターで出ている。水木しげるに愛されているのを感じる。

  • ぐうぐう

    水木しげるはこれまで、作中に自身を何度も登場させてきた。戦記ものなどがそうだ。しかし、この『妖怪変化シリーズ』中の水木は、手塚治虫の『バンパイヤ』中における手塚治虫自身のような役割となっている。つまり、漫画家である水木しげるという設定を有効に使ったフィクションということだ。とはいえ、実際に水木の周囲で起こった出来事が巧みに挿入され、虚実を曖昧とし、読者を見事に煙に巻く。

  • 七峰らいが

    某真理教を題材に取り入れた話が時事ネタとして出てくるのでそういう時代に描かれたものだとわかるが、境港市水木しげるロード建設が実は妖怪達の人間社会進出計画だった!というお話の中に登場する漫画家「水木」はあくまで「妖怪好きが高じた只の人間」というスタンスなところが面白い。シリーズ全体で「人間(おそらくは我々日本人)にとっての幸福とは何か」というテーマがしきりに論じられ、中には先生の持つ死生観の一端も垣間見えるようなシーンがあって「もしや、今こうして図書館で手に取ったのも何かの縁なのだろうか…」と考えてしまう。

  • 大臣ぐサン

    '93年〜'95年にビッグゴールドで連載された『妖怪変化シリーズ』と『トペトロの葬式』を収録。大先生が幸福観察を始めた頃の作品だけあって、大先生の幸福論が伺える。貸本時代から色あせることのない時代風刺は21世紀になっても変わらない。これこそ普遍の真理ではなかろうか。若い頃は読むのがちょっときつかった作品だけど、今では心に刺さる物がある。オウムやサリンなどを題材にしたものもあり、大先生の生きた時代を感じさせる作品だ。

  • Fumitaka

    荒俣宏先生が元ネタの荒又コリャマタ先生がまたしても登場している。「水木大〔おお〕先生」(p. 238)と呼び表しており公式設定だったのか。「ろくろ首」は、ストーリーは全く異なるが、『地獄先生ぬ〜べ〜』の飛頭蛮の話の元ネタではないか。人間の顔が住居の図面と同じ顔になってしまう「屋敷神」は、大作家の作品ではこういった形式のものを久々に読んだので印象的。冒頭には作家の南方での友人トペトロの葬儀を扱った作品が収録。この作品で大作家には「左腕」が描かれており、いくらか漫画としての脚色もあるのかもしれない。

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