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ISBN 10 : 4905327938
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福岡藩の藩校を源流とし、創設(一八八五)時より全国でも稀な英語正則授業を行っていた修猷館。明治二十四(一八九一)年の春、一つの投石をめぐって、尋常中学修猷館と福岡歩兵第二十四連隊が衝突、中央政界をも巻き込んで、「立憲主義」と「天皇の軍隊」の相克とも言える問題へと発展した。かつて『修猷館二百年史』の編纂に携わった著者が、正史から“抹殺”されてきた投石事件の真相に迫る。
目次 : 第1部 中学校と軍隊の衝突―修猷館投石事件と「立憲主義違反」問題(投石事件の記録と記憶/ 中学校が軍隊の支配下に/ 事件の展開と波紋/ 黒田家と修猷学会の動向/ 尾崎館長の学校復帰/ 投石事件その後/ 大日本帝国憲法と投石事件)/ 第2部 儒学から英学へ―原書教科書を正則英語で授業した明治の修猷館(幕末福岡藩の対外政策/ 廃藩置県と福岡の英語熱/ 藤雲館は修猷館の前身か/ 英語専修修猷館の興亡/ その後の修猷館)
【著者紹介】
水崎雄文 : 1936年、朝鮮京城府(韓国ソウル市)に生まれる。西南学院中学校、修猷館高等学校卒業。九州大学大学院修士課程修了。在学中は九州中世史専攻。その後福岡県立4高校の教諭を歴任、在任中、『修猷館二百年史』(修猷館二百年記念事業委員会発行、1985年)編著に携わり、1997年退職後、校旗研究に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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