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乙女椿と横濱オペラ 集英社オレンジ文庫

水守糸子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086803502
ISBN 10 : 408680350X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

街に灯った瓦斯灯が、闇夜を照らすようになって数十年あまり。
まだ古き世の名残が尾を引く開明の時代、明治45年。横濱。
「まことの恋」に憧れる女学生の紅の父親が持つ長屋には、いつの頃からか、ひょろりと痩せた京訛りの青年絵師が住みついていた。
紅が幼い頃から長屋に暮らす時川草介というその青年は、幼い頃に神隠しにあったことがあり、そのせいか怪異をみることができるという。
あるとき、紅の許嫁だった好青年・一谷誠一郎が行方不明となってしまった。
誠一郎はとある華族の庭師をしていた。
その屋敷の庭にある化け椿の枝を伐った数日後、庭師道具をもったまま姿を消したので、化け椿の祟りではないかと噂になっていた。
誠一郎を探して手を尽くした紅だったが手がかりを得ることができず、婚約解消の話が持ち出されたことから、一縷の望みをかけて草介に助力を求めたが……?

【著者紹介】
水守糸子 : 2018年度ノベル大賞佳作受賞。著書に、同受賞作を改題した「ナイトメアはもう見ない 夢視捜査官と顔のない男」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • しゅてふぁん

    いつもはひょうひょうとしている草介さん。なにやら複雑な事情を背負ってそうだなと思っていたけど予想以上に込み入ったものだった。紅やその家族は暖かいね。紅が甘いものを手に提げて草介さんに厄介ごとを持っていく日常がいつまでも続きますように。

  • 真理そら

    横濱、明治、モノノケ、絵師という要素が散らばった楽しい作品。恋がはじまるかもと期待していたのに許嫁が神隠しにあってしまった紅は絵師で店子の草介に相談するが…紅ちゃん、乙女心を踏みつけられたときはもっと泣いたり喚いたりしてもいいんだよと言いたくなるほどお人よしの紅と謎の絵師・草介の謎解きモノ。草介の正体は分かったけれどシリーズ化できそうなのだが…。

  • よっち

    明治末期の横濱。まことの恋に憧れる女学生・紅の周りに怪異が起こり、父親の長屋に住みついている青年絵師・時川草介と事件を解決する怪異譚。男爵屋敷の椿によって神隠しにあった紅の許嫁の真相、さまよう女学生の亡霊、古き狗神の祟り。新聞記者の兄の助けも借りながら、怪異を見ることができる草介と好奇心旺盛な紅の二人で事件の真相を調べる展開で、一見ぐうたらに見える草介が抱える訳ありの過去と、そんな彼をいろいろ言いながらも世話を焼く紅の腐れ縁的な関係がなかなか良かったです。草介はもしかしてあの絵師さんの子供なんですかね…?

  • ぽろん

    以前、神隠しにあったという、訳ありの長屋の住人草介と彼を慕う大家の娘、紅の関係がほのぼのとして良いです。そこに文明開化の匂いとこの世の物ではない出来事が描かれて、私好みでした。ラストの椿の花言葉が素敵。末永く、二人が結ばれますように。

  • ぐっち

    身の回りの怪異に首を突っ込むおてんばな紅とやる気なさそうで面倒見のいい草助のコンビが良いですね。あとシスコンなお兄ちゃんが好きです。3話目の82歳にはハラハラしましたが、そういうことか〜。。コメントに続きが出てほしいと書いている方が多く、続くとよいですね。

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