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満洲国と日中戦争の真実 Php新書

歴史街道編集部

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569851488
ISBN 10 : 4569851487
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
February/2022
Japan

Content Description

昭和7年(1932)、中国東北地方に「満洲国」は建国された。日本と東アジアの可能性を求めて、理想社会の建設が進められるはずだったが、次第に中国との軋轢は強まり、昭和12年(1937)には日中戦争が勃発。長期化、泥沼化の様相を呈することになった。その過程で、本書で取り上げる石原莞爾、岸信介、甘粕正彦、後藤新平、山本条太郎、樋口季一郎、多田駿、今井武夫といった日本人は何を思い、どう行動したのか―。『歴史街道』掲載の論考を選りすぐり、多様な視点から、両国の衝突を生んだ真因に迫る。

目次 : 第1部 満洲国とはなにか(満洲国、その誕生から解体まで(1)傀儡国家と王道楽土/ 満洲国、その誕生から解体まで(2)人造国家をとりまく世界情勢/ 二人の出会いが巨大産業立国を実現した―岸信介と甘粕正彦/ 満洲国、そして石原莞爾と東亜連盟運動)/ 第2部 満洲国と日本人(大連、奉天、長春…世界最先端の都市と建物はいかにつくられたのか/ 満鉄で世界を繋ぎ、満洲を共栄圏に…大構想の始まり/ 米国資本で満洲を守れ!型破りの満鉄社長、起死回生に挑む/ 二万のユダヤ人の命を救ったある軍人の武士道―樋口季一郎)/ 第3部 日本と中国、そして日中戦争の真実 最新研究×いま学ぶべきこと(日中はなぜ全面衝突に至ったのか?日清戦争後の緊密な往来や幣原外交はなぜ実らなかったのか?/ 盧溝橋事件から日米開戦へ―どこで何を誤ったのか/ 両国の衝突をもたらした「構図」と「問題の根源」/ 世界大戦へとつながっていった「中国戦線」/ 戦争を拡大させてはならない!参謀次長・多田駿の孤独なる戦い/ 汪兆銘工作、桐工作……和平に奔走した陸軍軍人・今井武夫の信念/ 「戦略」から読み解く泥沼化の真相)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nagoyan

    優。雑誌記事の再録。いずれも短く、お手軽。「〜の真実」などという書名は、噴飯ものを想起させるが、内容はわりとしっかりしたもの。満州国建国から太平戦争開戦までの日中戦争・日中関係をざっくり人物中心に追う感じ。石原、後藤、岸、甘粕、多田、今井などなど。

  • ピオリーヌ

    PHP新書2022年の刊。「○○の真実」という言葉に気後れしていたが、岡本隆司、大木毅の両名が執筆しているとのことで手に取った。執筆者は多数だが、歴史研究者と作家、戦史研究家、歴史研究家が半々といった内訳。満州国について殆んど知らなかったので、基本的な知識を得られた。満州国での昭和13年末時点での人口は3862万人、うち3578万人が満漢人と九割以上を占め、日本人は52万人と105万人の朝鮮人、101万人の蒙古人と比べても少数に過ぎない。

  • 新父帰る

    2022年3月刊。前半が満州国を後半が日中戦争を扱っている。多数の執筆者からなる。満州国を理想郷とするという石原莞爾の思いは尊い。満鉄経営に厚い思いを語る児玉源太郎とその意思を継いだ後藤新平のコンビは素晴らしいし、こんな日本人は今いるだろうかと思った。2万人のユダヤ人を救った樋口季一郎もしかりだ。日中戦争の原因を探った各専門家の分析も大変良かった。それを阻止しようと孤軍奮闘の将官が多々いたこと、特に日中の和平工作に尽力した今井武夫少佐の「人命の尊重に国籍や身分は一切関係ない」という言葉は印象深かった。

  • フゥドゥ

    読了。満洲国にはこれ一冊。樋口季一郎と多田駿が一度に学べる便利本。

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