歴史における「修正主義」 シリーズ歴史学の現在

歴史学研究会

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784250200212
ISBN 10 : 4250200213
フォーマット
出版社
発行年月
2000年05月
日本
追加情報
:
20cm,291p

内容詳細

各国の新しい歴史叙述の試みや研究動向を検証。国際的に広がる「歴史の見直し」「国民国家」再考をめぐる議論に新たな視点を示し、歴史学の行方をさぐる。

目次 : 第1部 歴史学と修正主義(歴史のなにを、どう修正するか―日本近現代史研究と“国民”の概念/ 韓国に「修正主義」はあるのか―韓国の近現代史研究と関連して/ イスラエル現代史における「修正主義」―「新しい歴史家」にとっての戦争、イスラエル建国、そしてパレスチナ人 ほか)/ 第2部 歴史認識(アイルランド史における修正主義論争―修正主義史家とフィーニアン運動/ ロシア革命の歴史像―ソ連崩壊後の十月革命の再解釈/ アメリカにおける歴史認識をめぐって ほか)/ 第3部 記憶と歴史(「修正主義」と「記憶の義務」―パポン裁判とフランス現代史叙述/ 歴史としてのアパルトヘイト―「真実和解委員会」と南アフリカにおける歴史認識/ 民主主義のための歴史とは何か―ラテンアメリカにおける歴史認識論争の最前線)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Masatoshi Oyu さん

    各国史の「修正主義」の有り方を論じ、歴史学のあるべき姿を考える書物。「修正主義」事態は中立である。問題は、歴史の節目に、それぞれの国でそれぞれの事情に応じて、それまで正統とされてきた歴史が相対化や問いなおしに曝されていることである。 歴史は国民のアイデンティティーに関わる。故に学問的に筋の通った議論が必ずしもとおらないというジレンマを各国が共通して持っているという点も面白い。どの様な国家にしろ、「建国神話」が必要であるが、学問的解明はそれを突き崩す。それにどう対応するかということも共通の課題である、

  • まさる さん

    自分の大学時代の恩師が一部記述されているので、手に取った書物である。共同執筆によって「歴史修正主義」にたいする認識が述べられている。専門的な用語も多く、比較的難解な書物の部類である。各人の思想は様々であるが、現在、日本国内における「歴史」にたいする先鋭的、急進的な右派思想に対するアンチテーゼを提示している。グローバリズムの時代、人々の国家に対する帰属意識は揺らぎ、その中から修正主義が代頭しているのが今の日本であるが、今後日本がとるべき姿勢は諸外国との歴史認識の共有と理解であると、本著を読んで再度実感した

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