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ISBN 10 : 4622096390
Content Description
マリーヤ#ユーディナ(1899‐1970)。スターリン本人を手紙で批判して銃殺されず、リヒテルなどが「太陽のように崇めた」ロシアの伝説的ピアニストである。庵に住んで「窓の月」を唯一の持物とした良寛。「丈夫ナカラダ」に憧れながら、農民のための肥料設計に命を削った宮沢賢治。ベートーヴェン、カザルス、チェーホフ、石牟礼道子、樹木希林など、私たちにもなじみのある“群像”とともにユーディナの生き方を描く。人の嘆き、悲しみ、おののきを自らのものとするピアニストの音色。ユーディナの演奏は内的な力が外へと放熱し、音楽そのものとなって彼方へと向かった。専門にとじこもらず、命を使う場がピアノより大きかった比類なきピアニストの光跡。
目次 : 第1章 白いカラス/ 第2章 犬にも暖かさを/ 第3章 赤の他人の命/ 第4章 「私はまず第一に人間である」/ 第5章 生活と暮らし/ 第6章 「皆濁り」/ 第7章 「よく用いられた一生」/ 第8章 自分と身分、あるいは交響曲第七番
【著者紹介】
武藤洋二 : 1939年9月30日生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科卒業。大阪外国語大学ヨーロッパ1講座教授をへて同大学名誉教授。主として帝政ロシヤとソヴェトを拠点にして人間を追っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ほんままこと
読了日:2024/02/05
半崎クジラ
読了日:2024/05/08
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