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父ではありませんが 第三者として考える

武田砂鉄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087880816
ISBN 10 : 4087880818
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

子どものいないあなたにはわからないと言われるけれど――
「ではない」立場から見えてきたこととは。

「父親とは…」
「母親とは…」
「子育てとは…」
大きな主語で語られ、世の中で幅を利かせる「普通の家族」をめぐる言説への違和感を「父ではない」ライターが遠巻きに考えてみた。

【目次】
「ではない」からこそ
子どもがいるのか問われない
ほら、あの人、子どもがいるから
あなたにはわからない
子どもが泣いている
変化がない
幸せですか?
「産む」への期待
孫の顔
男という生き物
「お母さん」は使われる
もっと積極的に
共感できません
人間的に成長できるのか
子どもが大人になった時
勝手に比較しないで
あとがき


【著者プロフィール】
武田砂鉄 (たけだ・さてつ)
1982年生まれ。出版社勤務を経て、2014 年よりライターに。2015年『紋切型社会』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『日本の気配』『わかりやすさの罪』『偉い人ほどすぐ逃げる』『マチズモを削り取れ』『べつに怒ってない』『今日拾った言葉たち』などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなど、さまざまな媒体で連載を執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。

【著者紹介】
武田砂鉄 : 1982年生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。2015年『紋切型社会』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなど、さまざまな媒体で連載を執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mike

    父親でない作者が第三者として子育てや教育について自由に語る…というお気楽エッセイではなかった。結婚子育て、特にある年齢に差し掛かった女性への周囲からの圧力、そうした「普通」に対しての反発。一人で生きてはダメか?子を持たなくてはダメなのか?当事者じゃなければ子育てを語る事も許されないのかの持論をグルグル展開。男性がこうした考えを発信するのは喜ばしい。近年多様性について論じられ、言葉一つがハラスメントや差別に繋がる事を学んだ。が、何気に発した言葉への感じ方も人其々で、難しい世の中だなとこの本を読んで痛感した。

  • けんとまん1007

    「〇〇とは・・」のような固定概念は広くあるのだと思うし、自分自身もそうだと思う。ただ、時々、ふと立ち止まって目線の高さや向きを変えてみることは、やりたいと思う。そこで、見えてくるものが、変わりうると思う。

  • とよぽん

    世の中が、当事者目線で語られ、そうではない(結果的にそうなった・意図的にそうしている)第三者は、そもそも発言権を認められていない? 武田さんが「父ではありませんが」と前置きしなければならない「世の中の標準」という概念を再認識できた。当事者でない人、経験者でない人の意見を「あなたにはわからない」として拒絶する世の中・・・なのに「多様性を認めましょう」という言葉は、なぜか声高に言われる。武田さんが書いている「第三者」という視点や感覚こそ、この社会に本質的な意識の転換をもたらすのかもしれない。

  • ネギっ子gen

    【「ではない」側からも見なければ、全体像は見えてこない】大きな主語で語られ、世の中で幅を利かせる「普通の家族」をめぐる言説への違和感を「父ではない」ライターが遠巻きに考えた書。<女性に向けては、子どもを産めなかった、子どもを失った経験などが書かれているものがいくつもあるのに、男性に向けては「ある」「いる」という状態しかないのだ。私たちは常に、何かの当事者で、同時に、何かの当事者ではないのだから、父親ではない、という状態からの言葉もあってもいいのではないかと思い立ったのだ。それをじっくり書いてみよう>と。⇒

  • ノンケ女医長

    「大竹まことゴールデンラジオ」の作品紹介で知り、即購入。ずっと気になっていた著者。作品を読み、感性の豊かさに感銘を受けた。さまざまな多様性に配慮する時代だが、少年院への慰問活動を続けるお笑い芸人さんへの批判(146頁)は、どうしても好意的に受け止められない。こじつけにも思った。あまりにも負に捉え過ぎではないかと感じる描写もいくつか。「腫れ物に触るような扱い」に、いつか著者が追い込まれないか個人的にとても心配だ。87頁にある、著者の持論。この世に生まれた理由を、一生懸命探している人の言葉のように受け止めた。

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