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今日拾った言葉たち

武田砂鉄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766002270
ISBN 10 : 476600227X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

名前のない家事。2016〜2022年上半期、不安だらけの現代を問う!気鋭のライターが、心の網にかかった言葉を拾い上げ、その裏に隠れた本質に根気よく迫る社会批評集。

目次 : 2016年/ 2017年/ 2018年/ 2019年/ 2020年/ 2021年/ 2022年上半期

【著者紹介】
武田砂鉄 : 1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。新聞への寄稿や、幅広いメディアでの連載を多数執筆し、事件、事故、社会問題への違和感を追究し続けている。近年は、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんとまん1007

    溢れかえる言葉の洪水から、砂鉄さんのアンテナにひっかかった言葉。暗澹たる気持ちになる言葉は多いが、一方で、光が差し込む言葉もある。その違いは、どこにあるのだろう・・と、考えると、自ずとその違いが浮かび上がってくる。違いを認めること、そこへ視線を向けることだろうか。それにしても、どこまで言葉が軽いものになってしまったのかと思うが、それに抗おうという気持ちもある。自分の家族や子どもたちに、自信を持って言える言葉かどうかなのではと思う。

  • ホッパー

    政治家の失言や心に刺さる誰かの一言など、沢山の拾った言葉が集められている。数年分見返してみると、確かにそんなこともあったなと思いながら、今見返してもどれも考えさせられる言葉ばかりだった。記憶はすぐに薄れるけれど、流してはいけないことは世の中に無数にあるのだと感じられた。

  • 明るい表通りで🎶

    「暮らしを軽蔑する人間は、そのことだけで、軽蔑に値するのである」『暮しの手帖』初代編集長、花森安治。雑誌『暮しの手帖』に記載されたコラムをまとめた一冊。2016年から2022年の七年間。新型コロナ、アベノマスク、東京オリンピック、安倍晋三首相の暗殺事件、相模原障害者施設殺傷事件、森友学園問題、加計学園問題などなど、歴史を深読み出来る。「本当に元気がなかったらもう寝てください」土井善晴。「私たちのことを、私たち抜きに決めないで」障害者自立生活運動のスローガン。

  • 例えば私ははじめてのおつかいが嫌いで、主観的には恐怖の連続のような体験を大人たちがこたつでぬくぬく笑いながら見るってあんな残酷な番組はないと思うのだが、砂鉄さんなら同意してくれるんじゃないかなと思ったりした。

  • Shimaneko

    2016年春から2022年夏までの世相点描。初出が『暮らしの手帖』だけあって、最近ちょっと追いきれないほど激増したこの著者の単行本の中でも、ひときわ丁寧なつくりのコラム集。「この問題は自分には関係ないことだから、と遮断すると、どんな社会問題も遠ざかってしまう。そうすることで自分の平穏は保たれるかもしれないが、傲慢な態度だと思う。(p.186)」ああ、耳が痛い。タイトルと矛盾するといいながら挙げられた谷川俊太郎の言葉(p.212)も強烈な印象を残す。そしてまた、読みたい本が増殖するのだった。よよよ。

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