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マチズモを削り取れ

武田砂鉄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087717495
ISBN 10 : 4087717496
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

路上、電車、学校、オフィス、トイレなど、日本の公共空間にはびこる〈マチズモ=男性優位主義〉の実態をライターが徹底調査!

ジェンダーギャップ指数、先進国でぶっちぎりの最下位――「関係ない」はもうありえない。

夜道を歩くことの恐怖、通学・通勤中の痴漢被害、発言権を奪われる不条理……最も身近な日常の場面から、変わらないこの国の「体質」をあぶり出す。

【目次】
一章 自由に歩かせない男
二章 電車に乗るのが怖い
三章 「男/女」という区分
四章 それでも立って尿をするのか
五章 密室に他人が入り込む
六章 なぜ結婚を披露するのか
七章 会話に参加させろ
八章 甲子園に連れて行って
九章 体育会という抑圧
一〇章 寿司は男のもの?
一一章 カウンターと本音
一二章 人事を握られる
おわりに


【著者略歴】
武田砂鉄(たけだ・さてつ)
1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『日本の気配』『わかりやすさの罪』『偉い人ほどすぐ逃げる』などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなどの媒体で連載を多数執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。


【著者紹介】
武田砂鉄 : 1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 寺の始まりさバニーガール

    以前フェミニズム関連の本を読んで驚いた事だが、女にぶつかっていく男がいるそうだ。地方に住む私には、電車の痴漢同様信じられない存在だ。姫野桂さんの本を読んだら、金髪にしたらぶつかられなくなったと書いてあってびっくり。所詮この世は男社会。生まれつきえこひいきされているなんて恥ずかしい事なのだが、まだまだ既得権益を握って離さない。本書は、女性編集者から指摘されたその男優遇の恥ずかしい実態を、武田砂鉄はじっくり見詰めるだけではなく、当事者になるのだ。男女平等を望む男ライターは他にもいるが、著者は追体験を辞さない。

  • ネギっ子gen

    【男性ライターが、主に男性の問題であるマチズモ(男性優位主義)を考察した本】。解決策の提示はない。<でも、削るならここからだな、という問題をいくつも突き出せたのではないか/自分には関係ない、とは言えない。もう関係しているのだ。それを知らせたかった>と。さらに、<個人として、当事者として、第三者として、社会の問題を考えるとは、どういうことなのか。ジェンダーについての問題で、とりわけ男性が問いに答えようとしてこなかった。この本が回答だ、とは思わないが、回答しようとするプロセスを複数盛り込んでみた>、とも。⇒

  • ルピナスさん

    マチズモが男性優位を意味することも知らず、呼ばれるように手に取った。読み始めすぐに上野千鶴子氏を思い浮かべたが、武田砂鉄氏が男性だったとは!武田氏と編集者Kさんが女性である故に感じるモヤモヤや、勘違いや考え過ぎだと締め括られてしまいがちな女性であるが故に感じる不条理や居心地の悪さを言語化し、時に現場に赴き自ら実証し、マチズモを社会から削り取ろうと様々な切り口で示してくれる。私には娘がいるので、彼女の発する疑問から自分もマチズモに加担していたのだと気付かされるが、変化を当然と思う若い世代の動きを応援したい。

  • mike

    この人の話をずっと読んでいて、昔悩まされた男性クレーマー達を思い出した。ネチネチくどくど同じ事を何度も繰り返す。しつこい。解決したはずなのに蒸し返す…マチズモは男性優位主義。この社会に蔓延るマチズモに男性である武田さんが疑問を投じ物申す😤言わんとすることには共感するしハッとさせられる事も多かった。しかしもう少し簡潔にならないものか🤔長い。くどい。飽きた🥱

  • とよぽん

    女性の人権を踏みにじって作り上げてきた現代社会。集英社の編集者Kさんこと岸優希さんの、マチズモに対する怒りを端緒として、武田さんが実態を観察、取材、体験するなどしてまとめた。古い価値観を壊し、視界を広くして新しい本源的な価値観を構築しようとする本になった。公的な場面にはびこるマチズモ、削るならここから、という問題をいくつも提示し、この社会の将来のためにジェンダー平等を問いかけて。そうだったのか! そうだよね、という事柄で埋め尽くされている。武田さんの強い覚悟を感じた。私の中では、上野千鶴子さんと並ぶ両雄。

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