もうひとつの屋久島から 世界遺産の森が伝えたいこと フレーベル館ノンフィクション

武田剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784577046258
ISBN 10 : 4577046253
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
武田剛 ,  
追加情報
:
192p;20

内容詳細

1993年、日本で初めて世界遺産に登録された屋久島。この自然豊かな島のいたる所で、その11年前まで広大な原生林が伐採されていた事実があった!屋久島の過去・現在・未来にせまる、渾身のドキュメンタリー。

目次 : 1章 屋久島で暮らす(屋久島へ/ 日本一雨が降る島 ほか)/ 2章 屋久島での取材はじまる(大人気の巨大杉/ ウミガメが命をたくす砂浜 ほか)/ 3章 屋久島の森の歴史(江戸時代の伐採/ 大正から昭和への大伐採 ほか)/ 4章 屋久島の課題(受難続きの縄文杉/ 山のトイレ問題 ほか)

【著者紹介】
武田剛 : 1967年生まれ。立教大学文学部卒・山岳部OB。1992年、朝日新聞入社。富山支局員、東京本社写真部次長、編集委員などを経て、2012年に退職した後、世界自然遺産の屋久島に移住。新聞社時代には、2003年末から1年4カ月間、45次南極観測隊に同行して、昭和基地で越冬取材。帰国後、地球温暖化をテーマに環境取材を始め、グリーンランド、ネパールヒマラヤ、北極圏カナダなどを取材。現在、朝日新聞と鹿児島放送の屋久島駐在。『地球最北に生きる日本人』(フレーベル館)では、第53回児童福祉文化賞、第57回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    屋久島が世界自然遺産に登録されたのは1993年。今では自然豊かな森が見られるが、よく見ると緑の色が違っている。江戸時代に年貢のために屋久杉の伐採が始まり、大正12年には安房森林鉄道が開通し小杉谷集落が出来、戦後チェーンソーの導入により禿山状態となった。屋久島を守る会が原生林の保護を訴えても、島の住民は林業を生業としている。環境庁の視察団への働きかけ、記録映画の制作、川の氾濫の裁判などを経て、林野庁が原生林伐採の中止を決定したのは1982年。一度国が動き出すと、止めるのは生半可のことではできないことを知る。

  • kinkin さん

    著者は新聞社に勤めていたが、屋久島のことを知るために屋久島へ移住することを決意しかし家族の反対を説得し移り住んだ。映画「もののけ姫」のモチーフにもなった屋久島の原生林。現在は自然遺産になっているがそこのたどり着くまでの道のりが書かれている。住民にも反対派、賛成派に分裂。その経緯も記されている。読んで自然遺産に人が自然体験することが大切なことなのか疑問を持った。島にやってきた観光客のゴミやトイレの始末だ。旅の恥はかきすて。私はこうした二度と元に戻せない自然は最初から人が手を出すべきではないと感じた。図書館本

  • ゆみきーにゃ さん

    《図書館》世界遺産屋久島の昔のお話。美しい自然を残すために立ち上がった若者たちに感動した。江戸時代、明治時代と国が伐採を推し進めていた事実に驚愕!今、屋久杉は触れないようだけど、著者が言っていたように近くで見れること、それだけでも素晴らしいことだ。この本、本当読んで良かった。オススメです!

  • ポルトン さん

    朝日新聞の社員だった著者の屋久島移住記! 近年までずっと伐採が続けられてきた屋久島、世界遺産に登録されたことで環境保護が進んだがそれまでは… あまり知られていない裸の屋久島が良くわかる本でした。たま本文には全てルビが振られていて小学生でも読めるようになってること、多数の写真もあり読みやすい内容になってました!

  • けんとまん1007 さん

    改めて、知らないのだと思った。世界自然遺産の範囲は、ごく一部に過ぎないということ。それにしても、この国の在り様はどうなっているのだろうと思ってしまう。奇麗ごとだけでは済まないことは、容易に想像できるのだが、あまりにも短絡的なのかもしれない。人が暮らすということを、改めて考える。

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