武満徹エッセイ選 言葉の海へ ちくま学芸文庫

武満徹 / 小沼純一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480091727
ISBN 10 : 4480091726
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,476p

商品説明

武満徹 エッセイ選 ─言葉の海へ
武満徹著
小沼純一編集

その世界に耳を澄ます
稀代の作曲家が遺した珠玉の言葉。作曲秘話、評論、文化論など幅広いジャンルを網羅したオリジナル編集。武満の創造の深遠を窺える一冊。シリーズ:ちくま学芸文庫

文庫判 480ページ

武満徹(タケミツ トオル)
1930年、東京生まれ、1996年逝去。1957年に作曲した《弦楽のためのレクイエム》がストラヴィンスキーに称賛されて以来、常に現代作曲界の第一線で活動を続け、その作品は現在も世界中で演奏されている。また映画等、幅広い分野で活躍。著作も多く『武満徹著作集』(新潮社)、『武満徹全集』(小学館)などがある。

小沼純一(コヌマ ジュンイチ)
1959年、東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授。主な著作に『武満徹 その音楽地図』(PHP研究所)、『サウンド・エシックス』(平凡社)、『武満徹 音・ことば・イメージ』『魅せられた身体』(青土社)。
稀代の作曲家は音楽だけでなく、出色の著作も数多く遺した。その中から62篇を厳選し、一冊にまとめた文庫オリジナル編集版。名曲『ノヴェンバー・ステップス』誕生秘話などの自作品の解説や、彼が愛した音楽・映画の評論、日々の随想、そして自作の小説等々、武満の関心の幅広さが窺われる。また音楽や人間を慈しむ彼の姿が、つづられた数々の言葉から垣間見られる。巻末に、現在の武満作品琵琶奏者である中村鶴城と編者との対談を収録。実演する立場から武満音楽の真髄を紹介する。

目次:
音楽、土地と方位
音楽、個と普遍
音と言葉と
日常から
映画/音楽
フィクションの

内容詳細

稀代の作曲家は音楽だけでなく、出色の著作も数多く遺した。その中から62篇を厳選し、一冊にまとめた文庫オリジナル編集版。名曲『ノヴェンバー・ステップス』誕生秘話などの自作品の解説や、彼が愛した音楽・映画の評論、日々の随想、そして自作の小説等々、武満の関心の幅広さが窺われる。また音楽や人間を慈しむ彼の姿が、つづられた数々の言葉から垣間見られる。巻末に、現在の武満作品琵琶奏者である中村鶴城と編者との対談を収録。実演する立場から武満音楽の真髄を紹介する。

目次 : 音楽、土地と方位/ 音楽、個と普遍/ 音と言葉と/ 日常から/ 映画/音楽/ フィクションの

【著者紹介】
武満徹 : 1930年、東京生まれ。清瀬保二に作曲を師事。1951年、湯浅譲二や秋山邦晴らと芸術グループ実験工房を結成。1957年、東京交響楽団の委嘱で「弦楽のためのレクイエム」を作曲。以後「地平線のドーリア」「ノヴェンバー・ステップス」など数々の名曲を発表。1996年逝去

小沼純一 : 1959年、東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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65年ぐらいの生涯で、普通の人の5倍以上の...

投稿日:2018/02/18 (日)

65年ぐらいの生涯で、普通の人の5倍以上の人生に相当する多くの業績を残した武満徹さんは、音だけでなく、言葉を操るのも巧みだったと実感できます。

テリーヌ さん | Hyogo | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる さん

    本書で語られる「グルート島」のgrooteという言葉は、オランダ語由来だという。つまり、ミステリファンにおなじみの、クロフツの「フローテ公園の殺人」の公園の名前と同じ。その英語読みというわけである。これで「フローテ公園」が「大きい公園」の意味であると、初めて知った。さて武満さんは、この本で「ノヴェンバー・ステップス」という作品を中心に、東西の音の差異と、自分の音楽とのかかわりを語るわけであるが、申し訳ないことに、その作品を聴いたことがない。本日読了したので、YouTubeから音源を探してみようと思った。

  • アムリタ さん

    思索する音楽家、武満徹。難解でしかないと思っていた彼の音作りの秘密がここにある。哲学する音楽家、武満は音を通して考える。彼の音は思想だ。川のように滔々とながれゆくいのちのしらべに彼は耳を澄ます。 世界にすでに書かれ、うたわれ、描かれたものたちの歌や呟きに、耳を傾けるためにできることは何か。それは沈黙することである。

  • うた さん

    感想が書きにくい本である。分類するなら、ドビュッシーやラヴェル、サティのそれなのだけれど、自分なりに取り込んで書き直すのがむずかしい。漫画的な芸術家像が気持ち悪いほどウケる今、これだけ考えて音楽に取り組んだ人がいたということを思い出させてくれる。

  • ルンブマ さん

    中途半端ではなく、超・究極的に自体愛的享楽行為を貫くとき、本人は他者を意識していなくても、なぜか他者を惹きつけてしまう、ということはありうるだろうか。これは「ありうる」。究極的な自体愛的享楽行為は、私的言語として立ち現れてくるため、それは他者にとってはある種の「謎」として受け取られる。その謎は、何かを意味する/言わんとするもののようであるため、(不可能ではあるが)その謎を解こうとする戯れへと、他者は誘い込まれることとなる。

  • 吟遊 さん

    同じ内容をくり返してもいい…という編者の方針が少しユニーク。同じテーマについて、ちょっとずつ異なる語りがみられる。重複、と思う向きもあるかもしれないが。武満徹さんはエッセイストとしても、思想家としても、とても素敵な方だ。

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