広開土王の素顔 古代朝鮮と日本 文春文庫

武光誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167730017
ISBN 10 : 4167730014
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
追加情報
:
16cm,226p

内容詳細

かつて朝鮮半島の北に高句麗という国があった。4世紀、南の百済や西の燕との戦争に敗れていたこの国に、若く勇ましい王が現れ、生涯をかけて戦いつづけ、やがて高句麗は全盛期をむかえる―。韓国ドラマで注目されるスーパースター・広開土王についての基礎知識と、古代の朝鮮と日本の関係を、最新の研究から紹介する。

目次 : 前編 広開土王とその時代(広開土王の登場/ 広開土王と辛卯年に来た倭軍/ 広開土王と後燕との抗争 ほか)/ 中編 広開土王が生きた世界(広開土王の時代の社会と文化/ 北方遊牧民と広開土王―広開土王の敵たち(一)/ 百済・倭連合と広開土王―広開土王の敵たち(二) ほか)/ 後編 古代朝鮮の神話・歴史と広開土王(解慕漱と天の祭り/ 高朱蒙と朝鮮諸国の始祖伝説/ 檀君の古朝鮮と高句麗の誕生 ほか)

【著者紹介】
武光誠 : 1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学博士課程修了。明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学・比較文化的視野を用いて、日本の文化や思想を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うたまる さん

    歴史書を読んだつもりが、朝鮮教の聖書だった。即ち、根拠はないが「○○にちがいない」と常に広開土王について賛辞を送り、一方中国と日本の史書に描かれ、かつ碑文に書かれていても、「日本の影響なんて信用できない」と言っちゃう。「あれれ、領土が増えてもいないのに英雄?」と思っていたら、「彼は平和主義だから」ときた。文明的な重装騎兵の朝鮮軍がほぼ裸の日本の歩兵に押されているのも摩訶不思議。玄界灘を越え船団を派遣するのはいつも「未開な」日本の方。何か変な電波をいっぱい浴びちゃって、脳味噌が痺れて痛くなっちゃった。

  • kinoko さん

    広開土王を中心に、古代中国東北地方の話。文献を元にしてるけど、半分以上は伝説の話を読んでるようだった。

  • 韓信 さん

    広開土王の生涯と、彼が生きた古代東北アジア世界の歴史と社会や文化、高句麗建国神話を紹介する評伝。韓流ドラマファンを読者層に想定しているためか、記述が平易で解りやすい反面、広開土王碑をほとんど史料批判せず、彼の生涯を「名君としてこうあるべき」と想像を交えて美化して描いている点は最大の汚点。モンゴル系遊牧民から朝鮮半島諸国、日本まで連なる天への信仰の伝播による建国神話の類似や、初期の高句麗の各部族長の呼称「加」がモンゴル系の「汗」に通じるという指摘など、東北アジア世界における遊牧系国家としての位置付けは面白い

  • wang さん

    広開土王の生涯の事跡と古代朝鮮の歴史、古高句麗の祭祀・習俗など。広開土王碑の碑文をそのまま読んで古代日本が朝鮮を支配していたと単純に考えるのではなく、半島情勢を分析してどのような日朝関係があったのかまで言及。短いが密度が濃い。

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武光誠

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。2019年に明治学院大学教授を定年で退職。専攻は、日本古代史、歴史哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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