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天才脳は「発達障害」から生まれる

正高信男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569771076
ISBN 10 : 4569771076
Format
Books
Release Date
July/2009
Japan

Product Description

キレやすく執拗だった織田信長、段どり・あとかたづけができなかった葛飾北斎、異常なまでにものを書きまくった南方熊楠、お金にだらしがなかった野口英世、際限のない欲望に駆られ働きつづけた中内功。彼らの伝記や日記を読み解くと、コミュニケーションや日常生活に独自の困難を抱えていたことは明らか。脳になんらかの機能障害があったのではないかと筆者は推測する。

 大切なのは、だからこそ彼らは「天才」たりえたのだ。「障害」の負の側面ばかりにとらわれ、才能を殺しがちの日本社会に必要な発想の転換。

 【特異な生涯を送った5人の天才たち】

 CASE1 キレやすい信長

 CASE2 かたづけられない北斎

 CASE3 てんかんもちの熊楠

 CASE4 野口英世の放蕩癖

 CASE5 サバイバーとしての中内功

〈正高信男〉1954年大阪生まれ。大阪大学大学院博士課程修了。京都大学霊長類研究所教授。専攻は認知神経科学。ヒトを含めた霊長類のコミュニケーション研究の第一人者。著書に「ウェブ人間退化論」等。

Content Description

キレやすく執拗だった織田信長、段どり・あとかたづけができなかった葛飾北斎、異常なまでにものを書きまくった南方熊楠、お金にだらしがなかった野口英世、際限のない欲望に駆られ働きつづけた中内功。彼らの伝記や日記を読み解くと、コミュニケーションや日常生活に独自の困難を抱えていたことは明らか。脳になんらかの機能障害があったのではないかと筆者は推測する。大切なのは、だからこそ彼らは「天才」たりえたのだ。「障害」の負の側面ばかりにとらわれ、才能を殺しがちの日本社会に必要な発想の転換。

目次 : 1 キレやすい信長/ 2 かたづけられない北斎/ 3 てんかんもちの熊楠/ 4 野口英世の放蕩癖/ 5 サバイバーとしての中内功/ おわりに 日本社会の活力の回復を目指して

【著者紹介】
正高信男 : 1954年大阪生まれ。大阪大学人間科学部卒業、同大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員、ドイツ・マックスプランク精神医学研究所研究員、京都大学霊長類研究所助手、東京大学理学部助手、京都大学霊長類研究所助教授を経て、同研究所教授。専攻は認知神経科学。ヒトを含めた霊長類のコミュニケーション研究の第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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