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ISBN 10 : 4815809917
Content Description
“キリスト教対イスラーム”を超えて多様な人々からなる社会の全体像へ。第1回十字軍によって生まれた「聖地防衛国家」は、内と外の異教徒とともになぜ存続しえたのか。祈る人、戦う人、働く人が都市と農村で形づくる王国の姿を、ヨーロッパとの関係も含め、精緻な史料分析から初めて解明した画期的労作。
目次 : 第1部 祈る人―教会人たち(教会形成と王権/ 国王戴冠と司教任命/ 国政面における王権と教会/ 一三世紀の聖地周辺域における托鉢修道会士の活動)/ 第2部 戦う人―騎士修道会、およびフランク人に仕えた現地人たち(聖ヨハネ修道会の「軍事化」に見る国制構造の変化/ 騎士修道会と国王宮廷会議/ 騎士修道会の発展/ フランク人に仕えた現地人たち)/ 第3部 働く人(1)―ブルジョワと都市社会(前期エルサレム王国における都市統治構造―都市エルサレムのブルジョワを中心に/ 十字軍国家における都市統治構造/ 「医者」から見る都市社会の構造/ ヨーロッパ商業都市と十字軍国家)/ 第4部 働く人(2)―フランク人と農村社会(「ナブルス逃亡事件」とその背景/ 十字軍国家における農村支配―通訳官・書記官・ライース/ フランク人による農村支配の変容とほころび―マルシリオ・ゾルジの『報告書』を手がかりに/ フランク人による農村支配の限界)
【著者紹介】
櫻井康人 : 1971年和歌山県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東北学院大学文学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゲオルギオ・ハーン
読了日:2021/12/07
人生ゴルディアス
読了日:2025/09/10
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