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言ってはいけない中国の真実 新潮文庫

Akira Tachibana

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101213514
ISBN 10 : 4101213518
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan

Content Description

崩壊説を尻目に急速な経済成長を遂げた人口13億の大国・中国。満州からチベット、内モンゴルまで、その隅々を旅した著者は、至るところで不動産バブルの副産物で「鬼城」と呼ばれるゴーストタウンに出くわす。高層ビルが林立する超モダンな廃墟が建てられる元となった「錬金術」の仕組みに着目し、日本と異なる国家体制、組織のあり方、国民性を読み解く新中国論。

目次 : 1 中国人という体験(ひとが多すぎる社会/ 幇とグワンシ/ 中国共産党という秘密結社)/ 2 現代の錬金術(経済成長を生んだゴールドラッシュ/ 鬼城と裏マネー/ 腐敗する「腐敗に厳しい社会」)/ 3 反日と戦争責任(中国のナショナリズム/ 謝罪と許し/ 日本と中国の「歴史問題」)/ 4 民主化したいけどできない中国(理想と愚民主義/ 北京コンセンサス/ 中国はどこに向かうのか/ 「超未来世界」へと向かう中国)

【著者紹介】
橘玲 : 1959(昭和34)年生れ。作家。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』は30万部のベストセラー、『言ってはいけない』が48万部を超え、新書大賞2017に。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Aya Murakami

    なぜ日本人は中国人に対して「何をするか分からない」と思うのか?という問いに対する答えが解説されていました。論語やら何やらの共通の文化圏に所属していながら中国人は個人主義寄りで日本人は集団主義寄りという微妙な違いが恐れを産むそうな。ということは中国人も「日本人は何するか分からない」とビクビクしているのでしょうか?抗日ドラマとか放送していると思うので余計に…ですね。予想外のことですがエラリーなんかで中国人よりも日本人のほうが胡散臭いと言われている理由も同時に理解できました。アメリカ人は個人主義が安心…ですね。

  • えちぜんや よーた

    「Q:中国ってどんな国」「A:世界一人口が多い国」。この会話はシンプルで分かりやすい。だが中国や中国人のことをよく知らない自分のような日本人にとって話はそこで止まってしまう。その「ひとが多すぎる事実」を出発点として、これほど分かりやすく中国人像をまとめ上げた本はそうないのではないか?橘さんは「他のひとがまとめてくれているから」と謙遜して述べているが、中国本を相当読み込んでいると思う。中国を知らない日本人から見て「信用できない中国人」と「信用できる中国人」はなぜ両立するのかなど非常に興味深い考察。

  • HANA

    先達の研究と著者の体験から、現代中国を分析した一冊。「人口」と「関係」の二つの観点の分析は極めて面白い。特に読みごたえのあるのは「現代の錬金術」の部分。地方の農民の土地を収奪しての事業誘致は良く知られているが、その詳細が詳しく書かれている。また「関係(グワンシ)」から見る汚職が無くならない理由と錬金術の実態も、中国経済を語る上で避けて通れない問題で、読んでいて極めて興味深い。ただ後半の反日関連は特に目新しい部分は無かったかな。追加された終章はまさにディストピアSF、まさに未来世界を見るような心地でした。

  • saga

    「言ってはいけない」シリーズが好評だったのか、本書も改題。『猿岩石日記』で中国をヒッチハイク旅している部分を読んで、本書を同時に読み始めた。中国の不動産バブルと鬼城と呼ばれるインフラの残骸が、どうして出来たのかを解説。中国が民主化できない理由も納得。関係(グワンシ)という行動原理を理解すれば、中国人と日本人の違いを理解できる気がする。国レベルでは戦後処理問題があれど、人と人の交流ではそのくびきから離れても良いという著者の提案に賛成。

  • キク

    コロナ騒動が始まった時、いろんな建材の納期が一斉に未定になってしまった。思っている以上に多くの建材の製造を中国に頼っていて驚いた。改めて、中国って近くて遠い国なんだなと実感した。党と行政の二重支配という政治体制も、地方行政主導の建設バブルも本書を読むまで知らなかった。10億という人口を一元管理するのは無理があるんだろうな。日中韓に関しては感情的な本が多くて、出来るだけ公正に事実を書いてある入門書を読みたいと思って、橘玲の本書を読んでみた。予想通り、冷静に詳しく書かれていて、入門書としてはとてもいい本です。

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