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ISBN 10 : 4796703756
Content Description
「妖怪研究とは人間研究である」と宣言し、絵巻・伝説・民話の奥深い森に分け入り、異人、妖怪など排除されてきた存在に光を当て、近代化の過程で見失われていった日本人のコスモロジーを発掘した小松和彦―本書は小松理論の思考方法の核心である四つのキーワード「異人論」「妖怪」「図像と象徴」「フィールドワークからの視座」から論じた気鋭の次世代研究者17人による多様で刺激溢れる論集である。
目次 : 1 異人論(「移動する子ども」という記憶と社会/ 開かれた儀礼と伝説―矢代の手杵祭をめぐって ほか)/ 2 妖怪(異形と怪類―『和漢三才図会』における「妖怪的」存在/ 妖怪としての人形 ほか)/ 3 図像と象徴(童子と鳥畜―『融通念仏縁起』「諸神諸天段」「鳥畜善願段」をめぐって/ 開放される「化物絵」 ほか)/ 4 フィールドワークからの視座(オーラルナラティブ研究のバージョンアップ―記紀歌謡からラップミュージックまで/ 声の力のつかまえ方―大辻司郎の映画説明を例として ほか)
【著者紹介】
橘弘文 : 1957年生まれ。大阪観光大学観光学部教授。専攻は、民俗学
手塚恵子 : 1962年生まれ。京都学園大学人文学部教授。専攻は文化人類学、民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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