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大怪獣のあとしまつ 映画ノベライズ 講談社文庫

橘もも

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065264072
ISBN 10 : 4065264073
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人類を空前絶後の恐怖に陥れた巨大怪獣が突然、死んだ。国民が安心したのもつかのま、死体の「あとしまつ」という問題が残された。腐敗・膨張が進み、爆発の危険が迫るなか、数々の作戦が決行されるが…。未曾有の危機を打開すべく、ひとりの男に使命が託される。空想特撮エンターテイメントを完全小説化!

【著者紹介】
橘もも : 1984年愛知県生まれ。2000年『翼をください』で第7回講談社X文庫ティーンズハート大賞佳作を受賞しデビュー。オリジナル作品に加え、ノベライズも手がけている

三木聡 : 1961年神奈川県横浜市出身。大学在学中から放送作家として活動し、バラエティ番組を手がけ放送作家として確固たる地位を築く。『イン・ザ・プール』で長編映画監督デビュー。テレビドラマも手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • しんごろ

    怪獣が突然、死んだ。死体のあとしまつであーだこーだする。なんせ腐敗、腐臭、膨張するから、そりゃ大変さあ。託されたアラタ、頑張れと応援したくなるけど、ユキノ、正彦の三角関係が典型的すぎ。ベタすぎるね。それにしても、政府の各大臣の思惑が絡んだ閣議が、堅苦しい閣議だと思い込んでたから、クスクス笑えて面白い。実際にこんな閣議だったら、怒る人いるかもね。怪獣のあとしまつの行方より、政府を皮肉った感じがある意味面白かった。この物語を読んで、ふと桂正和の『ヴォーグマン』を思いだした。

  • シナモン

    映画の予習。怪獣は死んだあとも何かと大変なんだなぁ。思ったより恋愛要素が多かった。チクリチクリと政治を皮肉ってるとこが面白かった。映画の評判はあまり良くないみたい…見ようかどうしようか迷う。

  • 海猫

    巨大怪獣の死体の「あとしまつ」をめぐる騒動を描くノベライズ。序盤は災害後の日本を象徴する雰囲気もあり、悪くない。が、ギャグ的なことが始まるとどうもいけない。会話で可笑しげなことを言ってるけれど、面白味がよくわからない。空転する政治を風刺するような場面があっても、センスが幼稚で下品すぎ。とはいえ落ち着いたシニカルな語り口は効果的で、けっこう読める。ノベライズ作家の方は頑張ったように感じた。しかしカバーしきれなかったようで、後半の下ネタには眉をひそめてしまう。話の畳み方も酷いなあ。映画の評判の悪さに納得です。

  • へくとぱすかる

    そう言われてみれば、倒されて地球に平和がもどってきたあと、大怪獣の死体ってどうなるんだろう? って、考えたこともなかった。今までの特撮ドラマは、そこんとこをパスしていたのだ。漂着したクジラと同じなんだと気がつけば、スケール的にえらいこっちゃと気がつくはず。で、SFとして想定できることを拡大していくディテールが中心の作品として、物語がスタートする(はず)。ところでアラタって名前、怪獣ものならハヤタのパロディか? 恋愛の葛藤や政治家たちの茶番の方は、怪獣のでかすぎるスケールを前にすれば……そういうこと。

  • ポチ

    結構読ませてくれる所はあったけど、こういうものだと自分を納得させればそこそこ面白いかなぁ。ウルトラマンが観たくなった。

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