Books

銀将の奇跡 覇王の譜 2 新潮文庫

橋本長道

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101041827
ISBN 10 : 4101041822
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

四冠を誇る絶対王者、北神仁。底辺から駆け上がった直江大はその牙城に挑む。剛力英明は旧友との新たな関係に踏み出し、トップ女流棋士の江籠紗香は奨励会で苦悩する。そのような中、”孤剣”の異名で知られる直江の師匠、師村柊一郎が棋風を変え、ファンをどよめかせた。師村もまた北神からタイトルを奪おうとしていた。文学賞二冠に輝く前作を凌駕する史上最強の将棋エンターテインメント。

【著者紹介】
橋本長道 : 1984(昭和59)年、兵庫県生れ。’99(平成11)年、中学生将棋王将戦で優勝。棋士を目指して同年に新進棋士奨励会に入会するも、挫折を味わい、2003年に退会。’08年、神戸大学を卒業。’11年、『サラの柔らかな香車』で小説すばる新人賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。この作品で将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞を受賞する。’22(令和4)年に上梓した『覇王の譜』で二度目の将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞、「WEB本の雑誌」オリジナル文庫大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち

    将棋界に君臨し続ける北神仁四冠。遂に覚醒を果たし、光の当たる場所に駆け上がった棋士直江大が彼の牙城に挑みかかる第2弾。ライバルの剛力英明二冠は新たな挑戦を始め、5つのタイトルを手にしながら女性初の棋士を目指し奨励会で苦悩する江籠。さらには直江の師匠、師村柊一郎王将が居飛車へと棋風を変え、若い北神に挑む熱い展開で、棋風が同じとは限らない師匠との関係や、自分の指したい将棋とAI研究をしないと勝てなくなる葛藤も描かれる中で、年齢や立場も関係なくギリギリまであがいて食らいついていくそれぞれの生き様には痺れました。

  • もっちー

    本作も熱い作品だった。覇王の譜の続編。将棋の知識がなくても楽しめる将棋エンターテイメント作品。師村がかっこいい。最後の闘いは前作同様熱い展開。どんどん引き込まれいつの間にか読み終えていた、そんな印象。師村の美学と現実との葛藤、そして師弟関係を通じて育まれた強さがかっこよすぎる。手元に残し何度も読みたくなる小説。「自分らしさというのは自覚して作るものではなく、懸命に取り組む中でどうしようもなく漏れ出てしまうものである」。今の自分がやるべきことはこれだと感じた一文。余計なことを考えず目の間の課題に集中しよう。

  • hiroy

    旅供。続編。主人公である直江の日常と勝負を直江視点で追いながら仮想将棋界の大きなうねりを鮮やかに描き上げる。現実と舞台はほぼ同じだが登場人物は全くの架空、ただし人間臭いドラマや関係性までも緻密に描かれているので本物と置き換わっても遜色ないレベル。みっちり書かれた文章も読み流しは全然なし。今回はじゃじゃ馬に引っ掻き回されたり新キャラ御曹司に懐かれたり口下手師匠が確変したりと色々あるけど現実と同じく全く先が見通せない。直江目線なので棋力も高くて盤面の理解もより深まる。だけど銀は重要ではないし奇跡も起こさないw

  • ゆぽ

    主人公だけじゃなくて、俺もレベルあげたいねんとお師匠さん。 四冠王の「もう絶対勝てませーん」みたいな余裕ぶっこき攻撃に苦戦するかと思いきや、師匠が「裏の裏の裏じゃー!」と謎の三段活用で逆襲。主人公の影がどんどん薄くなっていく〜、その辺りからもう盤面がカオス。 さらに美人女流棋士は誰の手に落ちるのか? 天才少年はついに覚醒するのか? そして読み進めるほどに、「えっ、この物語の主役って誰だったっけ?」と読者が詰将棋の迷路に迷い込む仕組み。 気づけば脳内も詰み寸前 でもページを閉じられないこの中毒性ある小説

  • 天切り松

    現代の棋士は毎局自分らしい将棋を指したいという願望と、 日々無限に湧き出てくるAI研究を暗記してそれをなぞらなければ勝てないという相反する立場に立たされている。 申し訳ないが橋本長道が棋士でなく作家になってくれたことに感謝。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items