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百人一首がよくわかる

Osamu Hashimoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062200103
ISBN 10 : 4062200104
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan

Content Description

あの名歌が意味はそのまま、面白くてわかりやすい現代語訳に大変身。橋本治の名訳と一首ごとの解説で理解を深める「百人一首」の決定版!

目次 : 天智天皇/ 持統天皇/ 柿本人麿/ 山部赤人/ 猿丸大夫/ 中納言家持/ 安倍仲麿/ 喜撰法師/ 小野小町/ 蝉丸〔ほか〕

【著者紹介】
橋本治 : 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。イラストレーターを経て、77年、小説『桃尻娘』を発表。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。96年、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年、『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • れみ

    百人一首の歌を分かりやすく現代語訳&解説した本。和歌特有の技巧についてや歌が詠まれた背景や読んだ人の人物像や時代の様子についてすごくためになる部分もあれば小野小町の歌や在原業平の歌を美人とか美男といった部分に関連付けて解説してるところとかつい笑っちゃう表現も色々あった。後半に「平家物語」の登場人物が出てくると崇徳院は井浦新さんで西行は藤木直人さんだなあとか大河ドラマ「平清盛」にもの凄く影響されたイメージを久々に思い出した。気になるところに線を引いたり付箋を貼ったりいつもと違う本の読み方ができて楽しかった。

  • しゅてふぁん

    橋本氏にかかれば「ちはやぶる」は「ミラクルな」になるのか…確かに神様はミラクルだから間違ってはいないかな。橋本訳のアクが強すぎて解説に素敵なことが書いてあっても霞んでしまったりもしたけれど、二首ずつペアになっていることや和歌の配列から定家の意図したところを読み解く(というより好き勝手に解釈する)のは面白かったし、古典の言葉で詠われた和歌の雅や美しさをより一層強く感じることができたのも良かった。和歌は一見高尚なものに見えるけれど、歌の内容は残念だったりするとっても見栄っ張りなものだなと感じた。

  • 天の川

    そうだったんだ…と驚くことしきり。見開き右ページは和歌とその現代語訳(キチンと五・七・五・七・七で)、左ページは解説。冒頭に「たいした内容でもないのに、昔の言葉にすると深い内容で、美しいイメージがあるように見える…どんなことでも言い方によっては美しくなるし、深くなる」と書かれていたことを、右ページの対訳で納得。そして左ページの解説の面白く、奥深いこと!井上ひさしさんの「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく…」という言葉を思い出した。⇒

  • 帽子を編みます

    読友さんが読んでいた本、図書館にあって良かったです。百人一首の本、右に和歌と現代語訳、左に歌の解釈が載った気軽に読める本です。作者の解釈が面白い、歌の順番、ペアとなる歌、詠み人の立場など、豊富な知識を縦横に駆使してなおかつ軽快な表現です。現代語訳も和歌のリズムを崩さずに上手いなと思います。

  • アナーキー靴下

    お気に入りの方の感想を見て、古文苦手な私でも楽しめそう、と読んでみて大正解。百人一首を現代語訳併記しつつ解説してくれる本だが、その解説がひたすら面白い。「内容のなさで有名」「美男じゃなけりゃ詠めない歌」「『坊さんが女の立場で詠んだ恋の歌』という、大昔の演歌みたいな」等々、鮮やかな切り口。坂上是則の「朝ぼらけ〜」の解説でこの歌の美しさに気付かせてくれた次のページで「ヒラの歌人」などと落としてくる。しかしそうした言葉の裏に、和歌への深い愛と敬意と親しみを感じる。ペアや並び順についても目から鱗で、味わい深い。

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